二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: FAIRYTAIL 〜闇を砕く魔導士〜 一周年企画開幕!! ( No.377 )
日時: 2012/06/18 18:13
名前: 雷人 ◆5GapKydGRo (ID: Z5cmkimI)

〜第173話 魔界計画と黒組織【中篇】〜

突如現れた黒組織は三年ぶりに集結した妖精の尻尾のギルドを崩壊の悪夢へと導いて行き、皆は三年の修行を無駄にはしなかった。

魔導士達は体中から流れる血にも目を向けず、仲間を一人でも救う為に戦い続けた。


ウィング「お前等、黒組織の真の目的は何だ!?俺等に関係する事かよ!!・・・・・・何か反応しやがれ、クソ野郎。」

ギルア「〝妖精の尻尾〟の最強魔導士は誰だ、それを教えて貰えば、黒組織結成の目的を伝える。」

ウィング「このギルドに〝最強〟を誇る魔導士なんか一人も存在しねぇよ。最強=完璧と俺は解釈してんだ、魔導士には必ず足りない物がある。勿論、それを持ってる奴が必要な時に持って無い奴を支える。・・・・・このギルドは〝絆〟と〝助け合い〟で設立されてんだ。」


その言葉を聞いたギルアは納得が出来ずにウィングに対して、戦闘開始の笑いを飛ばした。

その事を察知したウィングは背中を覆う白色のマントを取り、地面へ投げ付けると拳を硬く握り締めて、全身に白銀の炎を纏った。


ギルア「今の話は納得が出来ねぇっ!!!オレを納得させネェ野郎は全員ぶっ殺す、オレ自身の法律だァ!!!・・・・・・〝影霊(シャドー)〟!!!」

ウィング「—————〝銀火竜の煌炎〟!!!!」


ギルアの無限に有る影からは霊体が多数現れ出て、白銀の炎を纏うウィング本人に攻撃を仕掛けた。

白銀の炎を突き破った霊体はウィングの体内に入り込み、一気にウィングの意識は掛け離れて行った。


ギルア「最高の霊体〝パラディン〟に取り付かれた者は誰一人として意識を戻す事は無く、死んで行く。・・・・・・〝呪操死(じゅそうし)〟!!!」

ナツ「止めろォォッ!!!!火竜の咆哮っっ!!!!・・・・・・お前が何の魔法を仕掛けたかは知らねぇけど、ウィングは死なさせねぇぞ。」

ギルア「〝仲間を護る騎士、降臨〟とでも!?おもしれぇ、今からオレとお前の勝負をする。お前が勝てばオレの魔法は全て消去される・・・・が、オレが勝てば野郎の命は無ぇ(ねぇ)。」

ナツ「上等だァッ、お前を修行の実験台にしてやる。・・・・・来いよ、俺は自分から攻撃を仕掛けねぇ。」

ギルア「遠距離から攻撃を仕掛ける事も出来る滅竜魔法には遠距離まで届く武器しかねぇなっ、〝影鎌・ブリザーン〟!!!!」


ギルアは無限大とある自身の影で大鎌を出現させ、自分の手に持つと一瞬の動きでナツの首元に構えた。


ギルア「GAMESET、お前の負けだ。」

ナツ「(コ・・・・コイツ、一瞬の内に何をしやがった!?このままじゃウィングも俺も死んじまう!!!)」

ギルア「最後の一撃だ、死ね!!!!〝虚影の劉乱(デス・スピリアム)〟!!!!」


ギルアはナツの首元に置いた大鎌に多くの魔力をチャージすると一瞬にして振り下ろした。


【後篇】へ続く