二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: FAIRYTAIL 〜闇を砕く魔導士〜 一周年企画開幕!! ( No.381 )
- 日時: 2012/06/22 19:01
- 名前: 雷人 ◆5GapKydGRo (ID: Z5cmkimI)
〜第173話 魔界計画と黒組織【後篇】〜
ギルアが構える大鎌はナツの首元を狙って振り下ろされたが、その事に素早く気づいたライクは電撃を放ち、ギルアの体を痺れされる。
その後、ナツは雷炎竜へと姿を変え、ライクは滅竜魔法を覚醒されて両者はギルアの方を向きながら背を合わせた。
ギルア「電撃は影に通用しない筈なのにこの電撃は特殊な雷を放ってやがる。大鎌も大量の魔力を消耗するだけだ、〝影聖剣——アクスメティ〟!!!」
ナツ「雷炎竜の鉄拳っ!!!!」
ライク「覚醒・雷竜の鉄拳っ!!!!」
ギルアと二人の滅竜魔導士は勢い良く激突し合い、影聖剣を燃やし尽く様なナツの炎と強く痺れさせるライクの雷はギルア自身を殴り飛ばした。
ギルアを倒した様に思った二人はそのまま静かに地面に倒れて行き、その後はミラやウェンディに引き取られた。
すると、倒れているギルアの真横に仮面で素顔を隠した青年———アキレス・デスティニーが現れ、ギルアの口に魔力を蘇らせる麻薬を入れた。
アキレス「黒組織を結成した理由は何だ!?之は〝警告〟として理解しても構わない、既に貴様等の裁きは就いている。・・・・・・答えろ、クソガキっ!!!」
ギルア「黒組織を結成した理由ねぇ・・・・・。そうだなァ、遊楽組織って思って貰えりゃ良いぜ、仮面さんよ。〝楽に遊んで王国を支配する〟見てぇな。」
黒組織結成の理由を問い質したアキレスは宛てにならないギルアの言葉を無視して、妖精の尻尾から立ち去って行った。
その後、麻薬で蘇ったギルアは麻薬の悪効果で魔力を全て失くし、普通の人間となった。
一方、黒組織のボス〝ギルア〟が敗れた事に拠り、黒組織の魔導士達はギルドから立ち去って行った。
ジュラ「三年ぶりの宴を邪魔するとはァいい度胸だぜ、全く。それよりもナツとライクの容体は大丈夫なんだろうな!?」
マカロフ「心配は要らん、二人ともグッスリ寝とるわぃ。それよりも近頃妙な噂を聞きつけてな、どうやら政府ギルドが動き出したらしいんじゃ。」
ジュラ「マジかっ!!!政府ギルドは正規ギルドで最も優れた優秀ギルドだが内心は何を考えてるか分からねぇから何か仕出かすつもりか!?」
政府ギルド————正規ギルドで唯一優れたギルドの事を指す。現在は〝天空の四皇神〟がその役目を務めて居り、彼等の目的は今だ不明。
一部の魔導士からは〝妖精の尻尾を狙ってる〟などとも噂が広がっているが、その様な事を妖精の尻尾は「関係ない」と思っている。
数少ない優秀な魔導士を取り揃えた〝天空の四皇神〟は現在何処のギルドよりも最強だと言う。
—————フィオーレ王国 闇ギルド〝草原の大地(クロッカス)〟 ギルド内にて
ペルー(マスター)「ケッ、笑わせてくれるじゃねぇか!!!政府ギルドだが政治ギルドだか知らねぇけどぶっ殺すっ!!!ヤロー共、気ィ引き締めてやれェ!!」
部下魔導士1「こんな野郎、〝名前〟だけ威張って実際は雑魚以下————グハァッ」
アキレス「口の聞き方は気を付けろ、雑魚共。殺人及び麻薬輸入でテメェ等全員死刑って事で、面倒だから。」
ペルー「な・・・・嘗めた口聞いてんじゃねぇか!!!早く殺せ、ヤロー・・・・・共?!」
闇ギルド〝草原の大地(クロッカス)〟を逮捕しに来たアキレスはギルドマスターである『ペルー』以外の魔導士全員を一瞬で片付けていた。
アキレスは一つの武器も魔法も使用せずに魔導士を倒していたのだ。
アキレス「本日以降〝草原の大地〟は解散ギルドに認定する、って訳でお前も死刑なァ。ちゃんと評議院からは許可下りてるし、逮捕も面倒だからよ。」
ペルー「面倒なだけでェェっっ!!!!!・・・・・・おっと、俺様とした事がツッコミを入れてしまった。まぁ、俺様の魔法を無防備で超えられるんなら殺してみろや〜。〝回転トルネード〟っ!!!」
アキレス「・・・・・・・それは本当に魔法の一種か、面白い。この世にはまだまだ知らない魔法があったか。」
ペルーは全身に回転を加えアキレスへ向けてトルネードの様に襲い掛かるが、周りに纏う風も相手にされず顔面を硬い拳で殴られた。
その後、アキレスは天空の四皇神のギルドへと戻って行った。
第174話へ続く