二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: FAIRYTAIL 〜闇を砕く魔導士〜 一周年企画開幕!! ( No.386 )
日時: 2012/06/27 19:54
名前: 雷人 ◆5GapKydGRo (ID: Z5cmkimI)

〜第176話 六英雄【前篇】〜

飛ばされた二人の滅竜魔導士と〝天空の四皇神〟のギルド内から脱獄したゼオンと三匹の猫は牢獄に捕らえられている仲間を助け出す為、改めてギルドへ向かった。

偶然にも同じ場所に飛ばされた二人の滅竜魔導士(ライク&ナツ)は〝メルフォンス〟と言う町に飛ばされて居り、脱獄したゼオンと三匹の猫は〝妖精の尻尾〟のギルドへ戻っていた。

—————フィオーレ王国・とある町〝メルフォンス〟にて

運良く出逢った二人の魔導士は近くの病院に訪れ、治療を行った後、仲間を助け出す為、ギルドへ向かった。


ライク「くっ、包帯が取れるまで仲間達には待って貰うか!?それとも包帯取らずに四皇神をぶっ飛ばすか!?」

ナツ「・・・・・・決まってんだろ、仲間に手を出した輩だ。重傷だろうが今すぐに助け出す、それが絆だァァ!!!!」

ライク「だなっ。」


二人の滅竜魔導士は全身の所々に血が滲む包帯を巻いて居り、戦闘を挑んでも勝てる確率は0に近い程重傷であった。

病院の医師からは『安静にしてろ』と言われたが彼等に安静という言葉は通用しなかった。

—————フィオーレ王国・東方〝マグノリア〟 妖精の尻尾にて


シェルト「それでは只今より作戦会議を開始します。仲間達にとって僕等が最後の命綱だと考えてもらって結構です、誰か案のある人は居ませぬか?」

ゼオン「作戦会議なんて無駄な時間を使わずに早く助けに行った方が良いんじゃねぇか!?ヴァイアの新たな魔法も使ってみてぇしよ。」

ハッピー「オイラ的にもそう思うよ、シェルト。作戦とは言い切れないけど牢獄の鍵を奪ったら仲間達も解放されるし、良いんじゃないかな!?正確な作戦会議はマスターが居ないと成り立たないし・・・・・」


敬語の口調で話を進めていたシェルトであったがゼオンとハッピーの意見に拠って作戦は取り消され、牢獄の鍵を奪う目的で四皇神の元へ走って行った。

所変わって、天空の四皇神ギルド内にて。


アキレス「お前等の命綱とも呼べる二人の滅竜魔導士は此処に助けに来ると思うか、絶対に来ないな!!!来たとしても俺一人でアイツ等は片付く。」

マカロフ「評議院も〝政府〟の称号を良くも此処まで間抜けなギルドへ授けた物じゃ、それに感心するわぃ。・・・・・・・それと二人は必ず助けに来てくれる、ワシはそう信じ続ける!!!!」

アキレス「・・・・・・・ふざけんなァ、このクソ爺がっ!!!俺等のギルドが間抜けだと笑わせんじゃねぇよ、お前等のギルドの方が相当な間抜けで命知らずな馬鹿ギルドだぜ。」


牢獄の中に潜むマカロフは厳つい表情をして牢の外に居るアキレスを見つめるが放たれた言葉で頭に来たアキレスは牢獄に対して魔法を放った。

その魔法名〝反転銃弾〟と呼ばれ、牢獄内に居た無数の魔導士はその被害を受けるがアキレスは楽しそうな表情をして攻撃を止めない。


ルーシィ「空気の銃弾だから透明で何も見えない・・・・・くっ、空気の癖に威力も結構高いのね。」

グレイ「ったく爺さんが余計な事を言わなけりゃ、体力が少しでも保ったかもしれねぇのによ・・・・・・・この銃弾を作る為に周囲の空気が薄れてくぜ・・・・・」

アキレス「お前等の命が消えようと悲しむ輩は居ねぇんだよ!!!」


そう言い残すとアキレスは牢獄から姿を消し、ギルドの出入り口である所に門番として戻る。


【後篇】へ続く