二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: FAIRYTAIL 〜闇を砕く魔導士〜 一周年企画開幕!! ( No.392 )
- 日時: 2012/07/07 07:10
- 名前: 雷人 ◆5GapKydGRo (ID: Z5cmkimI)
〜第178話 激闘始動!!!妖精の魔導士VS四皇神【後篇】〜
仲間であるグレイにメルを任せたナツは一刻も早くギルドマスターの元へ向かうべく、四皇神相手に攻撃を避けていたがアキレスの〝反転化〟で反転した空間に取り抑えられた。
アキレス「〝反転化(リバース)〟は対象の魔法に限らず、生物全般の行動も不可能とする。四皇神の攻撃を考え無しに避けるとこうなんだよ!!!!」
ナツ「グハァッ!!!!・・・・・・・息が持たねぇ。」
アキレス「無駄だ、所詮立ち上がろうとしても生物や魔法は空間に逆らえない。王神に歯向かった事が運の尽きだったな。」
ライク「ケッ、絆って物は恐ろしいモンだな!!!雷竜の鉄拳っ!!!」
反転化の空間に行動を奪われたナツを救出しようとアキレスの背後から片腕に雷を纏わせた青年————ライクが現れた。
雷竜の鉄拳はアキレスの仮面を目掛けて飛んで行くが一足早く気づかれたアキレスに阻止されてしまう。
しかし、阻止した勢いで使用中の魔法が解除されてナツの行動は元へ戻り、ナツは深呼吸をした。
アマツ「手間が掛かる野郎だぜ、ったく。一気に殺していいんだよな!?・・・・・・・駄目だろうとぶっ殺す!!!〝嵐気砲〟に〝荒漠〟セット!!!!・・・・・・・・・嵐気荒漠砲!!!」
ジュラ「絶対に避けろっ、ナツ!!!〝クラッシュビート〟!!!コイツは俺に任せて、お前等は王神のトコヘ迎え!!!」
アマツ「嵐気荒漠砲は人物の肉体を永遠に切り裂く竜巻を起こす、お前の様な獣野郎に敵う魔法じゃネェよ!!!」
ジュラ「誰も〝素手で壊す〟なんて言ってないけどな。俺は〝地震魔法〟の所有者、遠距離から魔法を破壊する位、簡単な仕事だ。」
又しても四皇神の一人〝アマツ〟をジュラへ任せたナツはライクと共に王神ことギルドマスターの元へ走って行く。
目的はただ一つ〝政府ギルドを脱退させ、フィオーレ王国消滅計画を阻止する事〟である。
数十分後、王神が居ると言う巨大な部屋へ辿り着くと扉を開き、部屋の中へと入って行ったが中では既にマカロフが訪れていた。
しかし、マカロフは背中に痛々しい傷を幾つも負って居り、地面へ顔を付けて倒れていた。
ナツ「くっ・・・・・・これはどういう事だ、政府ギルド!!!じっちゃんの背後には多くの凶暴な妖精が居るって事、知ってんのか!!!」
???「貴様が噂で良く耳にする〝火竜(サラマンダー)〟こと〝滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)〟か。我が名は〝ソウル・ブレイシオン〟。貴様等が今までに出逢った〝四皇神〟が我の凶神とでも伝えよう。」
ライク「口調からすると余裕な声だけど一体何の魔導士だ、テメェ!!!」
ソウル「現在、我が何魔導士かなど知る必要性は全く持って無い。今からは決闘では無く、〝懸け〟をして見ないか?貴様等が懸けに勝利すれば、我の四皇神を一人抹殺。しかし、我が懸けに勝利すれば、貴様等の仲間一人を抹殺。」
ナツ「ふざけんなァ、仲間懸ける位なら懸けをする人物の命を懸けんのが普通だろ!!!・・・・・・・・お前に仲間はただの懸け物、そう言う意味になんだぞ!!!」
ソウル「我は四皇神を一度も仲間などと思った事は無い、寧ろ〝僕〟と思っている。僕を懸けて何が悪い、我の人生に関わる事でも無いだろう。」
ソウルの提案に怒り満ちたナツは両腕に炎を纏わせると歯を食い縛って、ソウルの顔面へ向けて燃え上がる鉄拳を浴びせた。
すると、ソウルはナツの攻撃を軽々と避けて腹部へ蹴りを一つ入れ込んだ。
ソウル「貴様の攻撃はまだ未熟な物だ、後三年は修行を続けないと〝仲間〟だけじゃない〝王国〟までも護れない。現在の世界はそう言う世界へ変わってしまったのさ。」
ナツ「この状態の魔法で仲間も王国も護ってやる、火竜の劔角!!!」
ライク「無駄な魔力使うなァ、ナツ!!!さっきの攻撃を忘れたのか、一瞬で軽々と避けられてさらに蹴りまで入れる。通常の魔導士じゃ困難なことだぞ!!!」
ソウル「〝闇螺旋〟!!!」
ソウルは片手に闇を渦巻く螺旋状の大球をナツの体内へ撃ち込むと火竜の劔角を又しても軽々と避けた。
ソウル「闇螺旋を体内に埋め込まれたら、〝死〟になるって事を覚えときな、火竜。・・・・・・・〝闇破壊〟!!!」
ナツ「・・・・・・・グハァァッッ!!!!!」
ナツは口から血を吐くと眼を白くしてゆっくりと地面へと倒れ込んで行った。
すると、何かに閃いた様にライクは軽く勝利の笑みをする。
第179話へ続く