二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: FAIRYTAIL 〜闇を砕く魔導士〜 一周年企画開幕!! ( No.413 )
- 日時: 2012/08/26 14:07
- 名前: 雷人 ◆5GapKydGRo (ID: PAeJS2fQ)
〜第192話 〝戦場を終わらせに来た〟〜
〝天太刀〟と名乗る神郡の太刀技はナツの体内に何発も突き刺さり、内臓付近へ爆弾魔水晶を埋め込んだ。その後、タイムリミットが経過したナツは爆発と共に声を消した。
爆煙で姿が見えなくなり、仲間のライクやゼフは恐怖に堕ちていた。
ソウル「・・・・・・・優秀な執事は何処の誰だ!?」
神郡「ソウル様、それは勿論の事、我で御座います。」
ソウル「だよなァ?何故か息の根が減った気がしねぇのは俺だけか?」
神郡「そんな事はありません、我は確実に爆発をこの目で見ました。」
ソウル「〝闇道《デスロード》〟!!!」
ソウルは爆煙に向かって、紫色で伸ばされる一本の道を放った。すると、爆煙の向こうにはナツを肩に乗せ、片手に剣を持つ老人が立っていた。
シルバー「この戦場を終わらせに来た!!!」
ライク「アァッ!!!あの時の老人爺さん!!!それと・・・・・ナツ!!!まだ息があるぞ!!!」
シルバー「直前で魔水晶を内部から取り出した。その後、外部で爆発をさせたから傷はそう酷くは無いであろう。・・・・・さて、君が暗黒書を付け狙う〝ソウル・ブレイシオン〟かい?」
ソウル「少しは歯応えが有りそうな爺だなっ、テメェ。神郡はもう戻って良い、後は俺一人でぶっ殺す。」
シルバー「君が所持する闇系魔法はただの見せ掛け。真の魔法を隠しているのではないか?」
ソウル「見切りが素早い爺だぜ、全く。〝闇螺旋・拳〟!!!」
ソウルは腕に〝闇螺旋〟という魔法を纏わせるとシルバーへ向けて、素早い動きで衝撃波を撃ち込んだ。しかし、シルバーは剣の刃先をソウルの額へ当てると脅しを仕掛けた。
シルバー「貴様がこれ以上の衝撃波を放てば、勢いで前進する。それと共に貴様の額には剣が突き刺さり、貴様はワシに攻撃できぬまま、死ぬ。」
ソウル「見切りが早ェ爺は行動も速ェか!!!〝封印《ロック》〟!!!」
ソウルは腰にある鎖でシルバーの腕を巻きつけると剣を落とさせた。しかし、シルバーは脚に光り輝く衝撃波を纏わせ、ソウルを勢い良く蹴った。
ソウル「俺が蹴られればお前も同時に吹き飛ぶぜ、鎖のおかげでな。」
シルバー「ワシは貴様も蹴るつもりだがその前に鎖を引き千切る。」
ソウル「コ・・・・コイツ、磁場魔法の魔導士か!!!」
シルバー「勝手に剣がワシの腕に引き付いて来てなァ、テリャ!!!」
シルバーは腕に剣を引き付けると手に持ち、鎖を引き裂いた。その後、一瞬でソウルの横っ腹に蹴りを入れた。
シルバー「ワシは磁場魔法なんて使って居ない。〝発電磁石《ボルトじしゃく》〟で引き付けた、この服に隠していた物でな。」
ソウル「結構効く蹴りだな、爺!!!」
シルバー「そこまで痛いか、全身を闇化した主に!?」
ライク「全身を闇化!?どういう事なんだ、爺さん!?」
シルバー「彼の体は既に闇同様の闇化を遂げた。全身を闇化した彼には斬撃や銃撃などの攻撃は一切効かない。ワシは発電磁石の特殊で彼に蹴りを入れる事が出来る。」
発電磁石《ボルトじしゃく》とは本来の磁石の何倍もの磁力を放ち、それの発生が電気である。ソウルの場合、闇化した全身に少々の磁場を持つため、発電磁石の磁力と引き合い、蹴りを入れる事が出来る。
ライク「って事は俺等の技は一切効かないのか!!卑怯だぞ、ソウル!!!」
ソウル「俺は全身を代償に闇を手に入れたんだぞ、卑怯も何も関係ねェ!!!現在の宿敵は爺だけだ、ガキは黙ってろ。」
シルバー「・・・・・・・ほぉう、少々懲らしめる必要があるな。ライク君は下がって居なさい、〝衝撃波《インパクト》〟!!!」
ライク「!!!!この魔法、同ギルドのジュラさんと全く同じだ!!!!」
シルバー「君はジュラの事を知っているのか、懐かしいな。彼は元々ワシと同じ海賊団に居た相棒だ。」
ゼフ「爺さん、前見ろ!!!」
ソウル「ギャッハッハ!!!爺一人を殺す位、面白くもねェ!!!」
ソウルは両腕を鎌状へ変化させるとシルバーに脚で巻き付き、首を両腕の鎌で挟んだ。シルバーは手にある剣を地面へ落とすとソウルの腹部へ拳を入れた。
シルバー「理屈を知っても理解出来ないタイプかぃ、君は?ワシに攻撃を仕掛けてきても豹の様な速さだろうと君はワシに傷を付ける事は出来ない。」
ソウル「グハッ!!・・・・ったく面倒な爺だっ、俺はそう言う奴がキレェなんだよ!!!〝闇鎌鼬〟!!!」
アマツ「御馳走さんでしたっ、王神!!!〝嵐竜の咆哮〟!!!!」
ソウルは地下から漆黒の鎌鼬を発生させると天井に身を潜めていたアマツへ食べさせた。すると、アマツの口からこのギルドを吹き飛ばす位の風圧を纏わせる咆哮が放たれた。
ライク「な・・・何で生きてんだよ、アマツ!!!」
アマツ「俺等、四皇神が簡単に死ぬと思うか?ガキ相手にだぜェ、負けたのなら精々デギオンとメルだけだ。お前の兄貴は生きてるぜ。」
シルバー「君達が四皇神か、哀れな野郎達だ。」
アキレス「調子に乗るんじゃねェぞ、糞爺!!!〝反転《リバース》〟!!!」
シルバー「対象の魔法を無効化としても無意味だ、ワシは魔導士でも魔法を使わない魔導士!!!」
アキレス「んな野郎がこの世に居たとはなァ、おもしれェ!!!楽しもうぜ、死の戦争を!!!」
第193話へ続く