二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: FAIRYTAIL 〜闇を砕く魔導士〜 一周年企画開幕!! ( No.417 )
- 日時: 2012/08/31 12:24
- 名前: 雷人 ◆5GapKydGRo (ID: nrzyoCaD)
【番外編SP】〜第5話 黒龍聖伝説!!!恋の炎は本気の炎!!〜
破壊された機械の破片を海から全て回収し終えた麦わら海賊団と魔導士はサウザンドサニー号に乗り込み、マグノリアへと到着した。
しかし、僅か数時間の間にマグノリアでは〝黒龍〟と呼ばれるドラゴンの噂が多く広がっており、麦わら一味と妖精の尻尾は首を傾げた。
「取り合えず、俺達のギルド〝妖精の尻尾〟に来いよ!!!」
「確かに黒龍についてはマスターに訊ねた方が良いだろう。ギルドへ戻るまでに有力な情報さえ手に入れば良いのだが・・・・・」
「有力な情報?そんなモンは幾らでも知ってるぜ!!!例えば〝魔導士ギルド〟と〝海賊団〟が一体化した〝魔導士海賊団〟とかが黒龍を狙ってるとか!!!」
突然現れた鎌を構える男は麦わら一味にも妖精の尻尾には所属して居らず、敵と考えられた。男は突然鎌を地面へ振り翳すと鎌を放置した。
「僕の鎌〝百夜〟は簡単に破壊されない。それと僕は先程話した〝魔導士海賊団〟の一角———〝セルベロス海賊団〟の航海士〝レオン・ファルフード〟だ。」
「貴方が航海士?航海は簡単に定まらない、天候関係の魔法を所持しない限り。私は麦わら海賊団の航海士〝ナミ〟よ。」
「君《ユー》が有名海賊団〝麦わら海賊団〟の航海士ねェ・・・・。僕は天候関係の魔法なんか所持しなくても〝鎌〟一つで理解出来んだ。」
「口調からしてムカつく野郎だな、テメェ。ナミさんに喧嘩売るつもりなら俺を倒してからだ!!!」
「良いわよォ、サンジ君!!!その調子で頑張って!!!」
レオンから遠ざかるナミはサンジに対して優しい口調で期待を寄せた。期待に応える為、サンジは無防備でレオンへ挑んだ。
「まずはテメェの舌の毒抜きからだ!!!首肉《コリエ》フリット!!!」
「毒舌って意味かい?君《ユー》は苦手なタイプだ、死ね!!〝砂指輪《サーリング》〟!!!!」
「くっ、辺り一面を砂で囲われて前が見えねェ!!!」
サンジはレオンへ蹴りを入れ様とするのだが辺り一面を砂で囲われ、身動きすら取れず、レオンを見失った。視界を奪ったレオンはそのままジャンプをし、空からサンジへ降り落ちた。
「ギャッハッハ!!!!必殺〝空中ダイビング《スカイダイビング》〟!!!」
「いや、ダイビングじゃねェだろ、それ。」
「・・・・に加えて、〝火達磨・固定〟!!!」
レオンは回転しながらサンジへ降り落ちるがレオンの体には炎が纏わりついた。その姿はサンジが持つ〝悪魔風脚《ディアブルジャンブ》〟の様に。
「テメェ、俺の技をパクリやがったな!!!この野郎!!!」
「これは僕が長年の月日を懸けて作り出した〝必殺奥義〟だ!!!もう君《ユー》に逃げ場は無い。この火達磨が降り落ちるのを待つだけだ!!!」
「これ以上、見てられるか!!!・・・・・氷欠泉《アイスゲイザー》!!!」
「素っ裸野郎!!!・・・・・・わりィ、助かった!!!・・・・・此処からが本気の毒抜きだ、腐れ野郎!!!〝悪魔風脚〟!!!首肉《コリエ》ストライク!!!!」
サンジは脚に本気の炎の纏わせると勢い良く降りかかるレオンの首を目掛けて、蹴り上げた。さらに蹴り上げた直後、背後に忍び寄り、次は地面へと蹴り落とした。
「毒抜き・・・・完了だな。」
「僕が君《ユー》に負ける筈が無い!!!伝統鎌〝百夜〟、嵐の黒雲を促せ!!!〝百煌千烈《ド・ストライク》〟!!!」
「ンァ?・・・・くっ!!!」
「全身に麻痺を発生させる静電気を利用した技だ、その麻痺は数時間の間、じっとしてなければ取れない。〝磁場発烈《ダ・ストライク》〟!!!」
全身に麻痺を喰らったサンジの体は現在静電気が纏わり付いており、しばらく動かなければ取れる技。しかし、レオンはそんなサンジの周辺に磁場を発生された。
「磁場を発生されるには磁力=磁石が必要だ、だからお前の周辺には様々な磁石がある!磁石は電気を通す=通った電気は何れお前の体内へ戻る=死ぬ!!!」
「グワァァァッッハァァ!!!!」
「サンジっ、今助けてやるからな!!!ゴムゴムのォォ————」
「行くんじゃねェ、ルフィ!!!男なら一度引き受けた決闘は負けても達成するモンだ。」
「でもよォ、ゾロ!!あのままだとサンジが死んじまう!!!助けねェと!!」
サンジを助け出そうとするルフィに対してゾロは目の前に刀を一本出し、ルフィを止める。ゾロの言葉に他の仲間達も少し納得はした。
「来るんじゃねェ、ルフィ!!!確かに今回はクソ剣士が正しい。・・・・・静電気ぐらい燃やし尽くしてやるから!!!〝悪魔風脚〟!!!〝最上級挽き肉《エクストラ・アッシ》〟!!!!」
「静電気は燃えないって事、知ってるか?磁場で死ねっっ!!!」
「んな事位、知ってるさ!!!・・・・・この本気の炎は礼儀《マナー》がなってねェ、テメェに叩きこむ炎だ!!!」
サンジは一瞬にしてレオンの背後へ回り込むと連続の蹴りを入れた。さらに〝画竜点睛《フランバージュ》ショット〟で止めの蹴りを入れた。
「恋の炎はどの炎よりも激しく・・・・美しく燃え上がる。」
「グハァッッ!!!!」
「おぉっっし、さすがサンジ君!!!俺の作戦どぉぉぉり!!!」
「うっせェ!!!・・・・っとまァ、難関だったが一応解決したぜ、ナミすゎ〜ん♡」
「黙ってろ、マリモヘッド!!!」
「んだとォ、クソ剣士!!!やる気か?」
「上等だ、かかって来いよ!!!」
「うっさい!!!・・・・・っとまぁ、この二人は置いてギルドって所へ案内して。」
「勿論だ、じっちゃんは超つぇーから覚悟しろよ。」
「当ったり前だ、俺等は何時だって本気だァ!!!」
ナツとルフィは両者共に先程の出来事を忘れ、腕を組んだ。その後、魔導士ギルド〝妖精の尻尾《フェアリーテイル》〟へ向けて、走り出した。
所変わって、マグノリア南海港にて。
船が一隻停泊している。
「只今連絡がありまして、十二番隊隊長〝百鎌のレオン〟が麦わら海賊団・コック〝黒足のサンジ〟にやられたと。」
「麦わらの所も黒龍狙いでこの町へ侵入したか。海賊同士、お互いに手を組めば、黒龍はこっちのモンだ。おいテメェ等!!!今すぐ〝麦わらの一味〟を捜し出せ!!」
「おぉぉぉ!!!!」
第6話へ続く