二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: FAIRYTAIL 〜闇を砕く魔導士〜 一周年企画開幕!! ( No.421 )
- 日時: 2012/09/15 08:00
- 名前: 雷人 ◆5GapKydGRo (ID: nrzyoCaD)
〜第194話 超絶黒滅竜魔法〜
伝説の禁忌魔法〝超絶黒滅竜魔法〟。その詳細は未だ謎に包まれており、太古の時代から人々に禁忌化されていた。封印魔法の一種に含まれた滅竜魔法であったがその実力は一殴りで町一つを破壊する程である。
ソウル「その超絶黒滅竜魔法の所有者がこの俺だ!!!暗黒書に封印された魔力はコイツなんだよ!!!絶望の黒を意味する滅竜魔法。その暗黒書の所有者〝ナーガ〟こそが元々〝超絶黒滅竜魔法〟の所有者だ。」
ナツ「・・・・・爺さんはその事を知っていて一人で解決しようとしていたのか?」
シルバー「・・・・・・・・・・・あぁ————」
シルバーはその事だけを告げると意識が遠退いて行く様に気絶した。『あぁ』という二文字を聞いたナツは怒りを表して、手を力強く握り、その手は血管が浮いていた。
ソウル「仲間を傷つけられて何だって?んなァ?」
ナツ「仲間傷つけられて黙ってる奴が居るかって言ったんだ!!!!火竜の鉄拳!!!!」
ソウル「超絶黒滅竜魔法を使用した今の俺をテメェ等の攻撃は屑だ!!!」
ソウルはナツの攻撃を余裕に受け止め、ナツの炎を簡単に喰らった。すると、ソウルの口から黒い炎が暴れ吹き出し、ナツは一目散に喰った。
ナツ「うっ!!!!」
ソウル「超絶黒滅竜魔法はこの世に実在する全ての滅竜魔法を漆黒化、黒竜へと変化させ、威力・魔力を倍増させる。だから、火の滅竜魔導士であろうとこの黒炎は喰えねぇ!!!」
ライク「雷竜の咆哮っっ!!!」
ソウル「フォルムチェンジ・黒雷竜!!!〝黒雷竜の咆哮〟!!!逃げ場はねェぞ、ガキ!!!」
ソウルの放つ咆哮は正面から左右まで至る所へ放たれた。ライクが喰える雷でも無く、一瞬で二人は倒れた。
ソウル「だから言ったろ、今からのお前等は〝燃料〟だって!!!」
ナツ「火竜の煌炎!!!未だ終わっちゃいねェぞ、ライク!!!倒れるならこの勝負《バトル》が終わってからだ!!!」
ライク「あぁっ!!!雷竜の鉄拳!!!」
ソウル「両方一変に攻めても無駄だ!!!〝フォルムチェンジ〟!!!両手・黒炎竜!!!両脚・黒雷竜!!!」
ソウルの両手は黒い炎を纏わせ、両足には黒い雷が纏わされた。ナツの攻撃もライクの攻撃も一瞬で喰らい、両手両足の威力はさらに倍増した。
ソウル「黒竜の大咆哮!!!テメェ等の命は此処で尽きたっ!!!世界最強の黒竜の力でな!!」
ナツ「負けてたまるかっっ!!!行くぞ、ライク!!!火竜の———」
ライク「雷竜の———」
ナツ&ライク「咆哮っっ!!!!!!!!」
絶大な魔力を誇る二人の合体する魔法はソウルの咆哮を突破し、ソウル自身へ強大な威力を与えた。咆哮が消え、爆煙が消えた先にはナツとライクが厳つい表情をしていた。
ソウル「・・・・・・・んだよ、その厳つい眼は!!!くっ、魔力が半端なく奪われた—————これが限度の魔力だ!!!〝闇飛爪《デスサイズ》〟!!!」
ライク「グハァッッ!!!!」
ソウルは限度の魔力で腕を漆黒の爪へと変え、ライクの心臓部分を突き刺した。ライクは口から血を噴き、全身から血を流した。
ナツ「おっ、おい!!!生きてるよなァ、死んでねェよな?」
ライク「・・・・・・この状況はやべェかも。俺、死ぬわ—————」
ナツ「皆で生きて帰るんだ!!!・・・・・誰一人も死なせねェ!!!火竜の鉄拳!!!!」
ソウル「〝騎弾封滅《スクラップリフレード》〟!!!!己の魔法で地獄へ堕ちろ!!!」
ソウルは自分の前にバリケードのある透明な壁を造るとナツの攻撃を弾き返し、ナツは全身に炎を纏った。仲間を次々にやられて怒りに堕ちたナツはソウルを倒す事だけを考え、他の事は何一つ脳内に入ってこない。
ナツ「へっ、自分の炎でも痛みは感じねェよ!!!火竜の鉄拳!!!」
ソウル「ほぉっ、だったら黒竜が放つ火竜の力を受けやがれ!!!黒火竜の鉄拳!!!!」
ぶつかり合う二つの鉄拳は両者お互いに反発し合い、怒り震えたナツの鉄拳が豪炎を噴いた。
ナツ「ウォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!」
ソウル「馬鹿なっ、黒竜を自力で超える化物がこの世には居るのか!!!」
ナツ「仲間は・・・・・・家族同然だ!!!」
ナツの豪炎を噴く鉄拳を直接頬で受けたソウルは血を噴きながら白目を向いて倒れた。ナツも倒れかけるが前傾に体重を掛け、指だけで耐え切ると勇敢な姿をして立っていた。
シルバー「伝説上の魔導士〝ナーガ〟が所有していた魔法を越すとは恐ろしい魔導士だ、ナツ・ドラグニル。」
ナツ「・・・・・・・・・・・」
シルバー「どうしたんだ、ナツ君?」
ナツ「・・・・・・・・・・—————————」
ナツが最後にシルバーへ言った言葉、シルバーには小さく聞き取りにくかったが何とか聞き取れた。その言葉に対して、シルバーは「あぁ」と頷いた。
数週間後、正規ギルド〝妖精の尻尾〟内にて。
事件後にソウル達はシルバーから通報を受けた評議院に拠って、逮捕され、「妖精の尻尾の少年が倒した」とシルバーは評議院に伝えた。
マカロフ「・・・・・・・にしても全員無事だとは信じ難い事じゃ。何よりナツとライクが全員を護ってくれた御陰じゃ。」
ミラジェーン「ライクの状態なんですけど、マスター。現在、昏睡状態で・・・・・」
グレイ「助かるんだろうなっ、ライクは!!!アイツは俺等を庇って心臓に得体の知れねぇモンを刺されたんだろ?」
エルザ「・・・・・・まぁ信じない事にはな。」
マカロフ「ナツの容体は大丈夫なのか?」
ミラジェーン「ナツは意識が回復し、既に寝て居ます。」
マカロフ「困ったのぅ〜・・・・。」
第195話へ続く