二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: FAIRYTAIL 〜闇を砕く魔導士〜 一周年企画開幕!! ( No.426 )
- 日時: 2012/09/16 23:25
- 名前: 雷人 ◆5GapKydGRo (ID: nrzyoCaD)
〜第195話 Last Coliseum —限られた生命— 〜
昏睡状態であるライクは別名〝天地の境〟と呼ばれる生きるか死ぬかを定める空間〝レッドグラミオン〟へ訪れていた。この空間では魔法が使用出来ず、生死判定王こと〝グラミオン〟に逆らえば、完全な死を遂げると言われている。
グラミオン「御主の昏睡原因は仲間を護る為に突き刺されたと契約書に記入されて居るが事実か?これは我が空間の判定軍が提供した物だ、間違えがあれば直ちに訂正する。」
ライク「間違っちゃいないッスけど、俺の判断ミスだったんで心臓に突き刺さったのは。・・・・・確実に死で良いッス。」
グラミオン「主はもう一度、仲間という者に逢いたく無いのか?逢いたくなければ、何故庇う必要があった?」
ライク「・・・・・・別にもう良いッス。滅竜魔導士ってのも飽きて来たし。」
ライクは少し悲しい表情をして下を向き、何処かへと立ち去って行った。その姿を見て居られなかったグラミオンはライクへ一つの使命を下した。
ライク「此処で合ってるのか?・・・・・にしてもデカイ闘技場だなァ、派手に優勝決めりゃァ良いんだろ。」
???「その肉体からして少しは実力が有りそうな選手が今年は居んだな。俺は〝レガー〟。」
ライク「俺はライク・・・・・デスティニー。」
レガー「毎年の優勝者は確実に決まってんだけどな、この付近じゃ〝最強〟と謳われる人斬り〝アーク〟。野郎の妖刀は完全に地獄の物だ。アイツは地獄行きだろ。」
レガーはその事をライクへ伝えると選手登録をする為、闘技場へと入って行った。しかし、彼の背後からは少々魔力を感じた。
ライク「何故魔法が存在しない異空間で魔力を感じる?」
受付員「今年の闘技場、選手受付はそろそろ閉鎖しますが宜しいですか?」
ライク「あっ、待って下さい!!!」
ライクは慌てながら受付のボードへ名前を記入し、闘技場内へ入って行った。トーナメント形式で行われるこのコロシアムは一度敗北すれば、脱落である。また、武器は持参。
ナレーター「第一回戦っ!!!天剣のキングと自己主張する彼の名は〝バルフォン〟!!!そして、対する少年は!!!拳一本道の〝ライク〟!!!!」
ライク「シェルトの武具化が無い今は魔法も使えねぇ、だったら素手で勝負だ!!!」
バルフォン「一発KOにしてやる!!!俺の天剣〝フォント〟だ!!!」
ライク「っと、もう試合は始まってんだ!!!右ナックルっ!!!」
ナレーター「バルフォンの脅威〝フォント〟を微動打にもせず、一発KOだ!!!彼は一体何者だ?人間か?」
バルフォン「・・・・・ゲホッ。」
第一回戦は一発KO出来る程の弱者と当たった為、運良く軽々と勝利する事が出来た。その後、二回戦目や三回戦目の軽々と勝利するが四回戦目で不測の事態が起きた。
ナレーター「最強と謳われる魔人の人斬りっ、華麗なる刀は地獄の門番を一撃で斬る程!!!彼の名は〝アーク〟!!!!」
アーク「今年も優勝間違い無しって所かァ?」
ナレーター「続いてェ!!!第一回戦から今までに一撃で軽々と進んできた拳の男〝ライク〟!!!」
ライク「絶対に負けねぇからなァ、人斬りだろうと!!!」
ナレーター「えぇっー、人斬りの技はとても危ないので厳重モードへ切り替え!!!観客席に特殊加工の鉄板を!!!医者を数名派遣しろ!!!Lady Go!!!」
アーク「夜神鬼昇〝バディクロウ〟!!!」
ライク「轟雷神!!!!!」
ライクは腕を電光石火の様に素早くアークの顎へ持っていくとそのまま顎を下から投げつけ、天井を貫通させた。
アーク「犬牙狼〝ロロンバ〟!!!!鋭い刃は空気をも切り裂く!!!」
ライク「空気切り裂くとかアリかよ!!!必殺っ!!〝ロケット・パンチ〟!!!」
レガー「何つー野郎だ、アークと互角の力じゃねェか!!!いや運が良けりゃァアーク以上の実力者!!!!」
観客席で見ていたレガーは頭脳で結果を検索し、この勝敗の結末を知った。
レガー「この試合、初にしてアークが負ける!!!」
第196話へ続く