二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: FAIRYTAIL 〜闇を砕く魔導士〜 一周年企画開幕!! ( No.427 )
- 日時: 2012/09/17 08:01
- 名前: 雷人 ◆5GapKydGRo (ID: nrzyoCaD)
〜第196話 弱肉強食〜
決闘の末にライクの拳はアークの二本の刀を砕き、アーク自身の肉体へ直接殴りを入れる事が出来た。アークは白目を向いて地面へ倒れる。
レガー「脅威の強者と恐れられて来たアークを殴りで倒すとは決着付けるのが楽しみだぜ。」
レガーはそう言うと観客席から姿を消し、次の試合への準備を心掛けた。ライクは汗を途轍もなく掻き、タオルを首に掛けていた。
ライク「・・・・・・次の試合が決勝戦か。優勝を決めろと言われたからには決めネェと拙いしな。」
ナレーター「此処で逢ったが百年目!!!因縁の契りを交わした王者〝レガー〟!!!対する相手は武器を物ともしない破蛇〝オロチ〟!!!!」
オロチ「シャーァ!!!!絶対に決勝戦進出してやんぜ。」
レガー「聖剣なる混沌の定めはお前で決定だ!!!〝連鎖鉄血《チャージ・レガー》〟!!!」
オロチ「〝肉体強化〟!!!〝毒大蛇《ポイズンスネイク》〟!!!」
オロチは己の腕を蛇の様に変化させるとレガーが放つ謎の攻撃を腕の蛇で喰い、倍増してレガーへ放つ。
オロチ「限られた魔力、俺は無駄にはしねェぜ!!!〝屑蛇《ダストスネイク》〟!!!魔法を実体と捕らえる事で喰らう技だ!!!」
ライク「魔法!?この空間では聞き捨てならねェ言葉だぞ。」
レガー「魔法は喰い物じゃねェ、〝エネルギー源〟だ!!!〝黒屑《ブラックダスト》〟!!!」
二つの魔法の屑がぶつかり合い、両者の目の前で爆煙が舞広がる。しかし、両者は未だ膝を付く事も無く、立っていた。
オロチ「言っとくが今までのは準備運動だ。〝頭脳強化〟!!!〝完全真似《かんぜんコピー》〟!!!〝大蛇ショット〟!!!!」
レガー「グハァッッ!!!(化物その物だ、コイツは!!!そこらにある物を蛇化させた?気持ち悪い魔法だ!!!)」
オロチ「止めだ!!!〝スナイプ〟!!!」
オロチは腕を蛇化させて伸ばし、レガーの体に纏わりつくときつく締め付けて、毒を吐いた。レガーは気絶し、これ以上は危険だと判断したナレーターが『そこまで!』と中断する。
オロチ「ケッ、不味い飯だ。シャーァ!!!」
ライク「魔法自体を喰らい、エネルギー源として周囲にある物を蛇化させる魔法か。面白れェ!!!野郎と決勝戦か、絶対にぶん殴る!!!」
その時のライクの表情は正に仲間と共に依頼をこなしている時の何時もの表情であった。
第197話へ続く