二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: FAIRYTAIL 〜闇を砕く魔導士〜 一周年企画開幕!! ( No.468 )
- 日時: 2012/12/08 19:23
- 名前: 雷人 ◆5GapKydGRo (ID: r4Z/N5De)
〜第209話 宣戦布告!!!1対100【前篇】〜
所変わって、マカロフ率いる妖精の尻尾はついに暗黒の神脅の拠点とするギルドへと到着した。門に閉ざされており、その門の前には所謂門番が二人立っていた。腰に刀を構えて。
???「暗黒の神脅の次期黒書人名〝左師《サジ》〟と———」
???「弟の〝右師《ウジ》〟だ。外部からの侵入を通す訳にはイカン。」
左師「〝釈迦二雷蔵〟!!!」
右師「抜刀!!!」
左師は腰に構える刀を抜き取り、右師へ受け渡すと右師は刀を二本持ち、マカロフに襲い掛かる。
左師「釈迦二雷蔵を受けて死なない馬鹿は居ない!!!」
右師「否!!!」
右師はマカロフに両方の刀を受け止められ、刀を奪われる。マカロフは刃先を手で握っていた為、手は血だらけである。
右師「この者、釈迦様から受け継いだ独断の業を見向きもせずに見切り居った!!!」
左師「な・・・ならば、第二作戦へ継ぐぞ!!〝釈迦二千本桜〟!!!」
右師「抜刀!!!」
ライク「此処は俺に任せろ、爺さん!!!〝電光源《ライトニング》〟!!!・・・・・この三年間は俺の人生の大黒柱だ。」
右師はライクが放つ電気の光源で視界が狂い、ライクにアッパーを喰らった。結果、無意味な攻撃も左師が驚いて気絶し、勝者は妖精の尻尾であった。
左師「この門を潜れ、その先には地獄が待ってるだろうけどな。」
右師「グハァッッ!!!」
突然、右師の悲鳴が聞こえた。すると、頭を握られた右師の姿と共にそれを握る謎の男が居た。
左師「しゃ・・・釈迦様!!!」
釈迦「我《わら》への償いはどうした、師兄弟?」
左師「アイツ等には勝てる道筋が見えません。」
釈迦「ならば苦しゅうない、御主も消すのみじゃ。〝石状化〟!!!」
釈迦は目を光らせるとその瞳を見た左師は全身を石の如く硬くし、機能が停止した。
釈迦「見苦しい物を見せてすまない、我《わら》はコイツ等の師匠〝釈迦〟じゃ。信念と心得を持つ者の味方じゃ。」
ライク「コイツ等には信念ってモンが見当たらねェから殺した・・・か。強引な野郎だな、テメェ。」
釈迦「掟・・・ですから。」
ライク「・・・・・・だったらテメェにも心得ってモンがねェ筈だ。僧侶の心得ってのは人を殺す事じゃねぇ、誇る事、人を尊敬する事だ!!!」
釈迦「我《わら》は人殺しをしているのではない、必要無い存在を消して居るのじゃ。・・・・・・我《わら》の理想が届かないのであれば、主を消すのみ!!〝石状化〟!!!」
マカロフ「奴の目を見るでない!!!」
釈迦は又も目を光らせ、ライクを石にしようとするがライクは目を見なかった為、石化せずに終わった。
その後、ライクは釈迦の頬を殴り飛ばす。
ライク「人間ってのは尊重し合って生きる生き物だ。・・・・・・出来ねぇ奴は————」
ライクは一つ深呼吸すると大きく息を吐いて、大声で叫んだ。
ライク「纏めて俺がブッ潰す!!!〝雷竜の鉄拳〟!!!」
釈迦「〝屈折《カウンター》〟!!!」
ライク「打撃系にカウンターは通用しねェよ。」
ライクは釈迦が張るカウンターを見事に貫通し、釈迦へ打撃を与えた。釈迦は手に持つ錫杖を手放し、地面へ思いっきり倒れた。
グレイ「・・・・・・・にしても坊さん殴って天罰とか下らねェだろうな。」
マカロフ「分からん。」
ライク「心配すんな、急所は外して置いた。明日にでもなりゃァ目ェ覚ますだろ。・・・・・・明日までには決着付けねぇとな。」
ルーシィ「急ぎましょ、援軍が戻ってくるわ。」
妖精の尻尾一同は門からギルド内へ入り、マスター〝カイジ〟の場所まで走って行った。だが、その行く手には全黒書人名が集っていたのだ。
【中篇】へ続く