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〜第27話　真・滅竜魔法〜


ナツは手に炎を纏いこう言う。


ナツ「風なんて俺の炎でブチ燃やしてやる!!」

クロウ「面白いことを言うね、君。」


クロウは背中から風で作られた翼を羽ばたかせる。


クロウ「疾風伝（ストーム・ピット）」


クロウの風は大きな大きな槍となりナツに向かってくる。


クロウ「さぁ、燃やしてくれたまえよ!」

ナツ「火竜の—咆哮!!」


風の槍はナツの炎を浴びる。

が、燃えない。


クロウ「さぁ、妖精の尻尾の諸君!大事な仲間が目の前で死ぬぜ!!」


ナツに風の槍が刺さる。

そして、貫通した後に普段の風に戻る。


クロウ「どうだ、燃やせれねぇだろ!」

グレイ「ナツ、しっかりしろ!生きてるよな!!」

クロウ「グレイ、叫んだって無駄だ。槍は奴の心臓に刺さったんだぜ。」

グレイ「たとえ心臓に刺さっても死なないかもしれねぇだろ!」

ルーシィ「グレイ、死ぬと思うけど・・・。でも、私もナツを・・ナツを信じる!」

エルザ「同感だ!」

クロウ「無駄だ・・・って・・・」


クロウの前に現れたのはもう一人のナツ。


ナツ「テメェなんかに俺が負けるわけねぇだろうが!!!真・火竜の咆哮!!!」


真・滅竜魔法———。

滅竜魔法より大量に魔力を消耗するが一回の技に大ダメージを与えることができる。

そして、真・火竜や真・鉄竜、真・雷竜などによって魔法が違う。


ナツ「真・火竜の黄金鉄拳!!!」


クロウは鬼神のナツに殴られ倒れる。

その後、鬼神は本当のナツに元の魂を授け消える。


マカロフ「滅竜魔導士にのみ取りつく鬼神。」

ミラ「でも、ナツの意識が戻ってよかったわね。」


第28話へ続く