二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 稲妻小説集【青い空の下】 ( No.33 )
日時: 2011/04/03 16:22
名前: MiNi ◆L/NsWzLsGs (ID: NcVt2sWO)
参照: http://yapIog.jp/moguran/

4話 長い夜



髪をセットする少女、いや少年。

これから蹴球町の夜が始まる。

それはとても長い夜・・・。


「何言ってるの香?」


ロココがそう言い、髪をワックスでくしゃくしゃにする香に声をかける。

言っとくけど、カツラだからね?

演技だから、これ。


「いやさ〜、1回言ってみたかったんだよね〜!何かさ、ほら、かっこいいじゃん☆」

「う〜ん、そうかなぁ〜?そして少女っt「あ、俺トイレ!」そ、そうなんだ。」


真剣?そうに考えるロココ。

素直だな、おい。

塚少女はやばかったな、その事で女子トイレでため息をつく。


何でホストになっちゃったんだろ・・・。


「香!居ないのか?」

「やばっ!」


マークが探してる。

バレないように女子トイレから出て、男子トイレの前に立つ。


「ここに居たか〜。探したよ。」

「ごめん。」


分厚い本を片手に、伊達眼鏡をかけたマークが立っていた。

何か、うん。かっこいい・・・。


「(何顔赤くなってるんだ・・・。こいつホモ?)」


マークがそう考えているにも関わらず、香は喜んでいた。


「それで、今日はお前が初めてホストの仕事をする日だ。だから、開店前にマナーを覚えてもらう。」


分厚い本を閉じ、私に渡す。

それはホストのマナー本。

これを読めと・・・。


「大丈夫だ。実践も含めて教えてやる。」


爽やかな笑顔でそう言うが、どこか怖かった。

何か、殺人犯みたいな顔・・・。


「これから、長い長い夜が始まるぞ?(ニヤッ」

「いやぁあああああぁあああぁぁああああ!!!」


恐ろしい夜が今始まろうとしていた。



4話終わり