二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 稲妻小説集【青い空の下】 ( No.49 )
日時: 2011/04/03 16:55
名前: MiNi ◆L/NsWzLsGs (ID: NcVt2sWO)
参照: http://yapIog.jp/moguran/

2話 ほのぼの園長



「えーっと・・・。」


この言葉で分かると思いますが、私は迷いました。

この幼稚園広すぎだよ。分からないよ。方向音痴でごめんね。

周りを見渡すけど何処も道が同じの様に見える。誰か助けてー!


「お姉さん・・・?」


何処からか声が聞こえ、下を見ると小さな男の子が立っていた。

ペンギンのぬいぐるみをぎゅっと抱きしめ、片目には眼帯を付けてる男の子。もしかして此処の子?


「僕、お姉さん道に迷ったんだ。園長先生の部屋分かる?」

「こっちだよ。」


小さな足で速く行ってしまう。もしかしてこの子人見知りかな?

けれど段々近くなり、後少しで園長室に着く時には手を繋いでた。思わずこの子を抱きしめたかったよ。


「ここが園長先生の部屋だよ。じゃあねお姉さん!」


男の子とバイバイをし、男の子の後ろ姿を見送る。


「あ!そういえば名前聞いてない!あー!」


まぁ、その内に会えるからいいかな?じゃあ園長先生の部屋に入ろうっと。


「失礼しまーす!」


元気に挨拶し、中へと入る。中にはニコニコ顔な大仏いや園長。


「君が新しい先生だね。私は稲妻幼稚園園長の吉良 星二郎です。」

「月乃 雫です。宜しくお願いします。」


大仏の顔をした吉良さん。周りに蝶が飛んでそうなほのぼととした園長だ。


「それじゃあ、稲妻幼稚園を案内してあげます。瞳子、この子を宜しく頼みますよ。」


園長がそう言うと、ドアから女の人が現れた。

この人が瞳子さんかー。綺麗だなー・・・。


「ちなみに瞳子は私の娘ですよ。」

「娘ですかー・・・え!?」


園長と瞳子さんの顔を交互に見るが、全く似てない。

世の中には不思議な事があるんだなー。


「それじゃあ雫さん。着いて来て。」


瞳子さんにそう言われ、後ろを歩いてく。

これから楽しい先生ライフが始まる___



2話終わり