二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 稲妻小説集【Our white rabbit】吹雪様リク完成 ( No.87 )
- 日時: 2011/04/10 18:28
- 名前: MiNi ◆L/NsWzLsGs (ID: NcVt2sWO)
- 参照: 明日テストだって。知るか^p^
四神更新!
五話 『フードの女』
ダレストの町で玄武隊と朱雀隊の鈴蘭が色々とやってる中、東の町・アクレアにある青龍隊の本部ではジュリアを中心とした会議をしている。
「・・・くしゅん!」
ジュリアが不機嫌そうな顔をして机に座ってる。さっきからくしゃみが止まらないらしい。
「大丈夫かジュリア?」
「大丈夫に見えるマーク?」
「きっとどこかでジュリアの噂をしてるんだよ。」
ディランが自分の武器を研ぎながら言う。
私の噂?とジュリアはくしゃみをしながら答える。女王様はそういう冗談などは通じないみたいだ。
くしゃみが止まらないジュリアを見て和奏が円堂に会議を進めろと言う。
「円堂、それでも青龍隊の隊長だろ?ジュリアばっかに任せるなよ。」
和奏が風丸の言葉に頷く。円堂がそれを見て困った顔をしながらホワイトボードに書かれた言葉を見つめる。
円堂の姿に風丸と和奏が溜息をつく。
「円堂さん、もしかしてジュリアさんの話し聞いてなかったんですか?」
立向居が心配そうに円堂に聞く。円堂の顔を見る限り聞いてなかったようだ。
「全く、総隊長様はくしゃみ、隊長さんは頼りない。どんな部隊だよ。」
「だったらお前が進めろよ。」
夕斗の言葉に和奏がさらっと言う。この言葉に夕斗がキレ、2人で喧嘩を始めた。まぁ結果はすぐ分かるだろう。
「皆静かにしろよ・・・。」
マークが呆れ、ジュリアが頭を抱える。もうこの2人じゃ彼等をまとめる事が出来ないようだ。
そして本部の外ではローブ姿の人間が居た。時々風でフードが揺れ、顔が見える。顔立ちからして女だ。
「四神の盾・・・いつまでそんな事が出来るかな?」
恐ろしく笑う女。そしてローブの中から拳銃を取り出し、本部の中に居るジュリアに向ける。
「さようなら、ジュリア・クラウン。これで貴方達四神の盾はお仕舞いよ。」
そう言った後拳銃の引き金を引いた。鋭い銃声の音がアクレアの町に響く。
窓ガラスは割れ、女の顔に破片が刺さる。
女は破片を抜き、魔女のような不気味な笑顔で垂れる真っ赤な血を舐める。
「唐獅子に平伏しなさい。」
そう呟き女は強い風と共に姿を消した。
五話終わり
うはっ、ジュリア様ごめんなさい。
薔薇結晶ごめんなさい。
だけど、多分死なないよ!だって女王様だもんw