二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 稲妻小説集【イナイレ図書館】 ( No.28 )
日時: 2011/04/04 21:28
名前: 向日葵 ◆g4BVQuXJmc (ID: H9DI71mW)
参照: 元・林檎だよ☆

◇弐話◇〜紅目線〜

2−C
此処が、私のクラス。
始まるんだ…此処での学校生活が…

「それじゃあ、知ってる人も居るかもしれないけど、転校生を紹介します」

教室で、先生が生徒に向かってそう言うと、教室内がザワザワし始める。私は、「入ってきて!」と言う先生の声で、2−Cへ足を踏み入れた。

《ガララララッ》

教室のドアを開ける音で、ザワザワしていた教室が静まり返った。
私は、白いチョークを取ると、黒板に自分の名前…『華歌 紅』と大きめに書いた。

「華歌さんは、とある事情で神奈川から転校してきました。華歌さん、自己紹介を…」

…何かどんどん話が進んでくんですけど…ま、いっか。

「私は、華歌 紅と言います。宜しくお願いします」
「それじゃ、質問がある人!」

先生が聞くと、かなりの人数が手を上げた。

「好きな人居ますか?」
「居ません…」
「好きな事は?」
「特に無いです…。あえて言うなら、ヴァイオリンを弾く事ですかね…」

質問攻めにあう中、一人の少年が強引に質問してきた。

「サッカー部に入る気はありますか!!!」

その声に、私はハッとなる。確か朝会った…

「…円堂君…だっけ」
「え?…あー!!朝会った!!!」
「円堂、知ってるのか?」

近くに座ってた、ドレッドヘアーに青いゴーグルを付けた少年が聞く。て言うか、それ校則違反じゃ無いんですか?

「えっと…もういいですね。華歌さんの席は、窓際の後ろから2番目の席です」

私は、先生に言われた席に向かい、座った。隣に座っていた、青い髪をポニーテールにしてる男の子が、「宜しくな」って言ってくれた。

「宜しくお願いします。えっと…」
「俺は風丸。風丸 一郎太」
「宜しくお願いします。風丸君」

風丸君に向かいニコッと笑う。その時、何か彼の顔…赤くなった気がする…気のせいかな…?
そんなこんなで、授業が始まった