二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナイレ図書館【小説集】〜参照が100突破だとぉ?!〜 ( No.48 )
日時: 2011/04/08 22:13
名前: 向日葵(別パソ) (ID: H9DI71mW)
参照: 本人ですのでご安心を

『〜神秘な心〜』


「ねぇ、まだ着かないの?」


「もう少しだ」



私、『花道 香』。この春中学2年生。


ちなみに、今日は私の誕生日なんだ。


で、風丸が『プレゼントがあるから、ついてきてくれ』って言ってたから、今は森の中にいる風丸の後ろについて行く。




しばらく歩いて行くと、急に辺りが開け始める。そして、広い丘に着いた。


「わぁっ」


私は、思わず声を上げた。


辺り一面、紫色の絨毯が敷いてある。よく見ると、それは小さな花が密集して辺りに生えている。


丘の中心には、大きな桜の木が生えていた。


「初めてお前と会ったのも、此処だったよな」


「そう言えば…そうだったね」


そう。7年前のこの日に、此処で風丸と出会ったんだ…


〜 幼少時代 〜

『おれは風丸。風丸 一郎太だよ』


『わたしは花道 香。ねぇ、よかったらともだちにならない?』


『うん!いいよ!じゃあ、またあしたもここであおうっ』


『うん!』


〜終了〜


…もうあれから7年になるのか…早いなぁ…


「この小さな花…お前なら何の花か分るよな?」


急に風丸が聞いてきた。私は『もちろん!』と言わんばかりにうなずき、


「うん!桜草でしょ?」


て答えた。

桜草…サクラに似た花を咲かせる草花の事。群咲する特徴があるから、こんな絨毯みたいになるんだよね


「お前なら、この花の花言葉も分るよな」


風丸は私に向かって話しかける。


そう。自分で言うのも何だけど、私は花だけじゃなく、草や木、植物に関しては凄く詳しいんだ。


もちろん、花言葉も。


「知ってるよ。『青春』『若者』『希望』。そして…


































































   『神秘な心』」


言い終わると、風丸が微笑み、


「お前にぴったりだろ?」


って言った。


私は嬉しくて、風丸に抱きついた。



(風丸、ありがとう!大好きだよ!)


—END—