二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 49章 8VS8 ( No.101 )
- 日時: 2011/05/02 00:53
- 名前: 白黒 ◆QpSaO9ekaY (ID: /LylQYeE)
- 参照: http:/ARUGRIZMU
「さて、僕とシスタであの黒い3人と戦おうと思うんだけど、リオちゃんも戦ってくれるかな?」
「え? あ、はい!」
ジルウェの誘いに慌てながらも答えるリオ。
「……互角になろうと、我々はゲーチス様の命を遂行するのみ。出でよ、キリキザン」
「ローブシン」
「ランクルス」
ダークトリニィはそれぞれポケモンを繰り出す。どのポケモンも手強そうだ。
「それじゃあ行ってくれ、アギルダー」
ジルウェが繰り出したのは殻抜けポケモンのアギルダー。
「出て来てください、ドレディア」
シスタが繰り出すのは花飾りポケモンのドレディア。
「リオちゃん、ぼーっとしないでポケモンを出して」
「あ、はい。……バルジーナ!」
リオも慌ててポケモンを出す。どうやらジルウェに圧倒されているようだ。
「それじゃあ、私は冷凍コンテナに隠れていたというプラズマ団と戦うとしよう」
ミナアキはレドの正面来て、構える。
「なら私は、せこいマッドサイエンティストと戦うとします」
「誰がせこいマッドサイエンティストだ!」
ミキはバイオと相対する。
「ちなみに、あたしの獲物はあんたともう決めているから、他の連中には渡さないよ」
イエロは正面のイリスを指差す。イリスも半ば予想していたようで、すぐに身構える。
「……それじゃあ余り組は余り組で戦うとしようか」
「そうですね」
余り組(ベル、キリハ)もルー&リンと相対する。
「僕らは余りじゃないよ」
「私らは余りじゃないわ」
あたりまえだが不服そうに言うルー&リン。
対戦表は以下の通り
ダークトリニィVSジルウェ&シスタ&リオ
レドVSミナアキ
バイオVSミキ
イエロVSイリス
ルー&リンVSベル&キリハ
といった感じで、バトルは始まった。
「キリキザン、アイアンヘッド」
「アギルダー、影分身」
ジルウェはアギルダーにキリキザンの攻撃をかわさせる。
「虫のさざめき」
アギルダーは体を震わし、音でキリキザンを攻撃する。
「……燕返しだ」
影分身でかわされないようにするためか、絶対必中の燕返しで攻撃するキリキザン。アギルダーはそれを食らうも、なんとか持ちこたえる。
「やっぱりアギルダーじゃ無理か……なら、とんぼ返りだ」
アギルダーは高速でキリキザンに突っ込んでいく。キリキザンはなんとか防御するも。アギルダーはそのまま後退し、交代した。
「出て来てくれ、エルフーン」
ジルウェが次に繰り出すのは風隠れポケモンのエルフーン。
「キリキザン、アイアンヘッド」
「エルフーン、草笛」
エルフーンはキリキザンが動くより早く草笛を奏で、キリキザンを眠らせる。
「続いて暴風」
エルフーンはキリキザンが眠っている所に猛烈な風を吹かせ、キリキザンを吹っ飛ばす。
「とどめにエナジーボール」
滞空しているキリキザンに向かって、エルフーンはエナジーボールを放つ。
「……戻れ、キリキザン」
ダークトリニィはキリキザンを戻し、次のポケモンを出す。
「出でよペンドラー、毒突き」
ダークトリニィはペンドラーを出すや否や、すぐに攻撃に移った。
「無駄だよ。エルフーン、草笛」
しかし、エルフーンはペンドラーよりも早く動き、草笛で眠らせる。
「エルフーンの特性は悪戯心。変化技を繰り出す場合に限って先制できる。さあ行くよ、サイコキネシス」
ペンドラーは効果抜群のサイコキネシスを食らい、かなりダメージを負ったが、耐え切って反撃に出た。
「メガホーン」
ペンドラーの猛烈な突きがエルフーンに決まり、戦闘不能になる。
「戻ってくれ、エルフーン。さあ、次はお前だアギルダー」
ジルウェは再度アギルダーを出す。
「ペンドラー、捨て身タックル」
ペンドラーは一撃で決めるつもりか、捨て身の攻撃を繰り出す。
「君にもアギルダーにも悪いけど、ここは同士討ちにさせてもらうよ。……命懸け!」
アギルダーは全身の力を使い、全力でペンドラーを攻撃する。それによってペンドラーは戦闘不能になり、アギルダーもまた、戦闘不能になる。
「さて、時間が押してるからどんどん行くよ。ゴチルゼル!」
「……出でよ、オーベム」
「ドレディア、花びらの舞」
「ローブシン、守る」
ジルウェの方も優勢だが、こちらもまた優勢だった。
「フラフラダンス」
ドレディアはフラフラと舞い、ローブシンを混乱させる。
「花びらの舞」
再び花びらの舞いを繰り出すドレディア。
「ローブシン、ストーンエッジ」
「蝶の舞です」
ドレディアはローブシンの放つ無数の尖った岩を、蝶の様な動きでかわしていく。
「アームハンマーだ」
「花びらの舞」
結局、ローブシンはドレディアに下された。
「……出でよ、モロバレル」
「ドレディア、蝶の舞」
ドレディアはタイプ相性で不利なモロバレルに対し、蝶の舞で能力を上げる。
「モロバレル、ヘドロ爆弾」
「ドレディア、光の壁」
モロバレルがヘドロ爆弾を放つのに対し、ドレディアは光の壁で防御する。蝶の舞もあるので、効果抜群でもダメージは大きくない。
「クリアスモッグ」
しかし、モロバレルはクリアスモッグでドレディアの能力を下げに掛かる。
「……やはり、一筋縄ではいきませんね……」
プラズマ団とのバトルはまだまだ続く。
今回はジルウェとシスタのポケモンが活躍しました。さらにダークトリニィですが、やっぱりバトルシーン書きました、こちらの都合で。それにしても、電気石の洞穴でのバトルは長引きそうです。早く進んでほしいと思う方にはすみませんが、ご辛抱ください。さて、するまでもないと思いますが次回予告。プラズマ団と戦います。それしか言えないです。お楽しみに。