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Re: 55章 フルバトル イリス対N 中盤戦 ( No.114 )
日時: 2011/05/05 23:36
名前: 白黒 ◆QpSaO9ekaY (ID: /LylQYeE)
参照: http:/ARUGRIZMU

「バニプッチ!」
結果から言うと、バニプッチの冷凍ビームはデスマスのサイコキネシスによりかき消され、続けて放たれたシャドーボールの直撃を受けて戦闘不能となった。
「戻ってくれ、バニプッチ」
「さあ、次はどんなポケモンを見せてくれるんだい?」
イリスは、先ほどNが言った言葉を復唱する。
「ふっ、なら次はこのポケモンだ。出て来てくれ、ギギアル!」
Nはギギアルを繰り出す。どうやらギアルが進化したらしい。
「ギギアル、ギアソーサー!」
「デスマス、サイコキネシス!」
ギギアルはギアルの時よりも速い歯車を2つ発射する。デスマスはサイコキネシスでそれらを止めようとするが、失敗し2発とも攻撃を食らう。
「デスマス!」
「まだ終わらないよ。ラスターカノン!」
今度は追撃にかラスターカノンを放つ。
「デスマス、鬼火で防御だ!」
ここでデスマスは鬼火の壁をつくり、ラスターカノンを防御するも、不完全な壁だったため、突破される。
「ぐぅ……」
「休ませたりはしないよ。放電」
「デスマス、怪しい風だ!」
ギギアルの放電に対し、デスマスは怪しい風で相殺する。
「デスマス、シャドーボール!」
デスマスはギギアルの放電を相殺し切ったところで、黒球を放つ。
「ギギアル!」
「続けて鬼火!」
デスマスはさらに鬼火で畳み掛ける。
「くっ、ギギアル、ラスターカノンだ!」
「遅い、シャドーボール!」
デスマスはギギアルがラスターカノンを発射する前にシャドーボールを撃つ。
「金属音!」
「サイコキネシス!」
さらにギギアルの金属音もサイコキネシスで打ち消す。
「まさか、空気の振動まで操作出来るなんて……」
「成長したんだよ。デスマス、シャドーボール!」
デスマスは黒球を2つ放ち、ギギアルを戦闘不能にする。
「戻れ、ギギアル……次は君だ。プロトーガ!」
Nはギギアルを戻し、プロトーガを出す。
「プロトーガ、アクアジェット!」
「デスマス、サイコキネシス!」
デスマスはサイコキネシスでプロトーガを止める。
「シャドーボールだ!」
そして黒球を放ち、プロトーガに攻撃する。
「負けるなプロトーガ、原始の力!」
プロトーガは地面から次々と岩を浮かべ、デスマスに向かって放つ。
「デスマス、怪しい風!」
しかしデスマスはそれを怪しい風で吹き飛ばす。
「鬼火だ!」
さらに鬼火でプロトーガに火傷を負わせる。
「火傷状態は攻撃が下がる……なら、熱湯だ!」
プロトーガは攻撃が下がっているため、熱湯を発射する。
「デスマス、鬼火で防御」
しかしデスマスの鬼火の壁により防がれる。
「その程度の攻撃じゃ、僕のデスマスは倒せないよ」
「ふっ、それはどうかな?」
見てみると、プロトーガが視界から消えていた。どこに消えたのかと周りを見渡すイリスだが、どこにもいない。とその時、デスマスの近くの地面が盛り上がり、そこからプロトーガが飛び出す。
「! 穴を掘るか!」
「ご名答。そしてさらに熱湯」
デスマスはプロトーガの穴を掘るを受け、さらに至近距離からの熱湯も食らい戦闘不能となった。
「戻れ、デスマス」
「君のデスマス、なかなか強かったよ」
「そりゃどうも。出て来い、ズルッグ!」
イリスは岩タイプのプロトーガに対し、格闘タイプのズルッグを繰り出す。
「ズルッグ、飛び膝蹴り!」
ズルッグの飛び膝蹴りは、プロトーガにクリーンヒットしたが、プロトーガはまだまだいけるようだ。
「僕のプロトーガの特性はハードロック。効果抜群の技の威力は半減されるのさ。プロトーガ、熱湯!」
「かわして飛び膝蹴り!」
その後もズルッグは飛び膝蹴りを繰り返し、さしものプロトーガもかなりのダメージが蓄積されていった。
「プロトーガ、原始の力!」
「ズルッグ、防御だ!」
ズルッグは腰(?)あたりの皮を首まで引っ張り、原始の力のダメージを軽減させる。
「ふうん。ズルッグというポケモンの特徴を活かした防御方法だね。プロトーガ、アクアジェット!」
「決めるぞズルッグ、炎のパンチ!」
プロトーガは水を纏ってズルッグ目掛けて突っ込む。ズルッグは力を溜め、向かってくるプロトーガに備える。
そして、両者の攻撃がぶつかり合い、砂煙が立ち込める。
「プロトーガ!」
「ズルッグ!」
砂煙が晴れると、2体ともその場に倒れていた。戦闘不能になったのだ。
「ふっ、相打ちか」
「そうみたいだね」
2人はポケモンをボールに戻しながら、次に繰り出すポケモンを選ぶ。
「それじゃあ、次は君だ。出て来てくれ、アーケン!」
「なら僕は、チラーミィ!」
Nはアーケンを、イリスはチラーミィをそれぞれ繰り出す。
「アーケン、竜の息吹!」
「チラーミィ、避けろ!」
チラーミィはアーケンの放つ竜の息吹を避け、後ろを取る。
「アイアンテール!」
「アクロバット!」
だがアーケンもチラーミィのアイアンテールを避け、アクロバットで背後に回りこむ。
「草結びだ」
しかしチラーミィは草結びでアーケンの動きを封じ、そのまま追撃しようとする。
「原始の力」
だがアーケンは原始の力でチラーミィを吹き飛ばし、草結びを解く。
「これは、トリックスタースタイル同士でのバトルってことになるのかな?」
「そんな感じだろうね」
チラーミィ対アーケン。素早い動きでの隙の突き合いの応酬である。



今回はイリス対Nのバトル、中盤です。前編後編では文字数がえらいことになるので、序盤戦、中盤戦そして終盤戦という風にしてみました。というわけで次回はイリス対Nのフルバトル終盤戦、ついに決着です。お楽しみに。