二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 19章 ミキVSアーティ 初ジム戦 ( No.50 )
- 日時: 2011/04/11 16:18
- 名前: 白黒 (ID: /LylQYeE)
- 参照: http:/BUENOSUAIRESU
イリスとの特訓を終えたミキは、初めてのジム戦、ヒウンジムジム戦を開始していた。
「ホイーガ、ハードローラー!」
「モグリュー、穴を掘る!」
アーティの先発はホイーガ、ミキの先発はモグリューで、今はモグリューの方が優勢だ。
「モグリュー、今だよ!」
モグリューの穴を掘るが、ホイーガにヒットする。
「ホイーガ、ハードローラー!」
「モグリュー、守る!」
ミキは、イリスやアーティのポケモンバトルを見て学んでいる。
「ホイーガ、毒針だ!」
「メタルクローで弾いて!」
それに、アーティの繰り出すポケモンやその戦術、技を事前に見て知っているのだ。
「ベノムショック!」
「穴を掘るで避けて!」
そうやって事前に相手の作戦に対して対抗策を練ることによって、素人レベルのトレーナーでもジムリーダーと対等に戦えるのだ。
「ホイーガ、鉄壁だ!」
「モグリュー、メタルクロー!」
メタルクローはダメージとともに攻撃力を上げる技。それによって鉄壁を崩し、ホイーガを戦闘不能にする。
「戻れ、ホイーガ。なかなかやるじゃないか。次はこのポケモンだ、イシズマイ!」
アーティの2体目のポケモンはやはりイシズマイだった。
「モグリュー、メタルクロー!」
「イシズマイ、守るだ」
「メタルクロー!」
「守る」
「メタルクロー!」
「流石に同じ哲は二度も踏まないよ。シザークロス!」
イシズマイは守るでの防御を止め、シザークロスでメタルクローを相殺した。
「ロックブラスト!」
「メタルクロー!」
イシズマイが撃ち出した無数の岩は、メタルクローによって全て打ち砕かれた。
「なら、殻を破るだ!」
イシズマイは住処から出ると、自分の殻を破り捨て、その殻の残骸をハサミに集める。
「シザークロスだ!」
「モグリュー、守る!」
イシズマイのシザークロスは、敢え無く守るで防がれてしまった。
「モグリュー、ロッククライム!」
突如、モグリュー向く方向の一直線上が盛り上がり、イシズマイの動きを止める。そしてモグリューは身動きの取れないイシズマイに突撃する。
「イシズマイ!」
突撃を食らったイシズマイはおぼつかない足取りで、ふらふらしている。
「ロッククライムは相手を混乱状態にすることのある技。一気に決めるよ。モグリュー、メタルクロー!」
「くっ、イシズマイ、シザークロスだ!」
モグリューのメタルクローとイシズマイのシザークロスがぶつかり合い、2体とも吹っ飛ばされ、戦闘不能になった。
「ふうむ。君のモグリューはかなり強いねえ。僕のホイーガを倒し、イシズマイと相打ちになるなんて。でも、僕だってジムリーダーだ。どんな逆境でも諦めたりはしないよ。出て来てくれ、ハハコモリ!」
「私だって諦めません。出て来て、コジョフー!」
ミキの2体目のポケモンは、武術ポケモンのコジョフーだ。
「行くよハハコモリ。葉っぱカッター!」
「コジョフー、スピードスター!」
コジョフーのスピードスターとハハコモリの葉っぱカッターが相殺し合う。
「コジョフー、飛び蹴り!」
素早くハハコモリに接近したコジョフーは、飛び蹴りを放った。
「大丈夫かい、ハハコモリ? よし、虫の抵抗だ」
飛び蹴りを食らってもすぐに立ち直ったハハコモリは、無数の虫をコジョフーに放った。
「続けて切り裂くだ!」
「コジョフー、当て身投げ!」
ハハコモリがコジョフーに接近し切り裂くが、コジョフーはあえてそれを受け、ハハコモリを投げ飛ばした。
「ハハコモリ!」
「休ませちゃダメだよ。コジョフー、ドレインパンチ!」
「ドレインパンチは攻撃と同時に体力を回復する技。これは厄介だな。でもしかし、対策はある。葉っぱカッターだ!」
ハハコモリはドレインパンチを見舞われる前に、葉っぱカッターでコジョフーの動きを止める。
「ハハコモリ、破壊光線だ!」
ハハコモリは触角の間にエネルギーを溜め、それを一気にコジョフー目掛けて放つ。
「コジョフー!」
破壊光線の直撃を受けたコジョフーは、戦闘不能になった。
「戻って、コジョフー。出て来て、シキジカ!」
ミキの最後のポケモンはシキジカだった。
「シキジカ、エナジーボール!」
シキジカは口から自然のエネルギーを凝縮した玉を撃ち出した。
「ハハコモリ、虫の抵抗」
しかし、ハハコモリの虫の抵抗により打ち消され、シキジカもダメージを受けた。
「シキジカ!」
「ハハコモリ、切り裂くだ」
ハハコモリは流れるようにシキジカに接近し、切り裂いた。
「くぅ……シキジカ、反撃するよ。二度蹴り!」
シキジカはハハコモリに飛び掛り、前足で踏みつけるように蹴った。次に前足を軸とし、180度、つまり半回転してハハコモリを蹴り飛ばした。
「これくらいで怯んじゃダメだよハハコモリ。虫の抵抗だ!」
「シキジカ、避けて!」
シキジカが素早い動きで発射される虫を避けていく。しかし、避けていくうちに避けきれなくなり、何発か当たってしまった。
「隙ありだよ。ハハコモリ、葉っぱカッター!」
「! シキジカ!」
ハハコモリの葉っぱカッターがシキジカ目掛けて飛んでいく。
今回はミキの初ジム戦です。特訓の内容に関しては、気が向いたときに番外編ででも書きます。なお、今回は中途半端なところで始まり、中途半端なところで終わらせてみました。次回はジム戦後半と、タマゴが孵化します。お楽しみに。