二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 桜吹雪の舞う頃に【銀魂】 ( No.33 )
日時: 2011/05/07 17:23
名前: 圭 (ID: jd/Z3uOx)

**仲直りなんて必要ない**

まず、このきのこを調達してきたのは沖田さんなんだ。
沖田さんも、なんか薬草やら解毒剤は持っているはず!!


ん?ちょっと待てよ。↑では「私に副長の笑いを止めてほしい」と頼んでいる。

ということは…

「沖田さん…?解毒剤的なものは…」

一応聞いてみる。
ま、答えはだいたい予想つくけどねー…。

「そんなものあるわけ———…
            ないですぜィ」

なぜ、一回ためたーーorz
ちょっと期待しちゃったじゃないかこのヤロー!

「じゃぁ、どうすれば———…って∑沖田さん!?ちょっと、沖田さーん!!?」


いつの間にか、こつ然と姿を消していた沖田さん。
ふと足元を見ると一枚の紙が置いてあった。


この字は———…



その紙にはたった一言だけが書かれていた

   【あとは任せましたぜィ☆】

あぁんのバカ上司ーーーーーーーーーー!!!!!!!

逃げやがった。人に責任まる投げしやがったよこの人!!
しかも最後の「☆」ってなんだ!!意味もなくイラつくな!!


「はぁーーー…全く副長も副長ですよ…なんできのこ食ったんですか…(汗」

「実はなアハハハハハ!!!」


爆笑しながらも教えてくれた副長。

朝ごはんを食べるときに、めずらしく副長のご飯を持ってきてくれたらしい。
その時に「これかけると美味しくなりますぜィ」といって味の○との瓶に入った毒キノコ(粉末状)を副長のご飯にかなりいっぱいかけたらしい。



はぁ…まず副長の笑いをどうするかだな。
これでは、仕事にも支障をきたす。


作戦① 驚かせてみる

しゃっくりと同じように止まるかなと思ったからだ。



「わっ!!!!!」
「∑うぉおぉぉ!!!アハハハハハ」

          失 敗

作戦② 水を飲ませる

肺を落ち着かせるために。



「アハハハハハハ」
「…笑って飲めない。」

          失 敗

作戦③ 悲しいものを見せる

もう、笑えないほど悲しいものを見せてみる。


「○の墓でも泣きませんか…って泣きながら笑ってる」
「節子ーー!!!アハハハハハ」

          失 敗





うーーん…駄目ですねーーー

「副長、そろそろ止まりそうですか?」
「まだまだだな。」




∑ん!!??
止まってる!!!止まってるよーーーー!!!!

「やったーーーーー!!!!」
「うぉ、ホントだ…」


やっと、毒キノコの効き目が切れた。
そして、ちょうどそこへ———…


「あ、土方さんやっと止まったんですかィ?」

にやりと悪魔の笑みを見せながら、沖田さん帰宅。

「てんめ総悟ーーーーーーー!!!!」

副長は刀を振り回しながら、沖田さんを追いかけ始めた。



こうして、私の優雅な休日は終わった。


**次の日**

「沖田さん。さっき副長が呼んでましたよ…ってうわああああ!!!」

「何だ空ですかィ…土方じゃなかった(チッ」

沖田さんの部屋のふすまを開けると、いきなり刀の刃先が目に飛び込んできた。
一般人まで巻き込むのは本当にやめてほしい。




いっつもいっつも、副長もいちいち突っかからなくてもいいのに…


      仲いいんだか悪いんだか…