二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 桜吹雪の舞う頃に【銀魂】 ( No.37 )
- 日時: 2011/04/11 18:47
- 名前: 圭 (ID: jd/Z3uOx)
**期待**
少し休憩ということで、面をとった私の目に最初に飛び込んできたのが、
副長が私をガン見している姿だ。
「∑ふ、副長…?」
「あ?あぁ、空お前 何もんだ…」
はい?今さらですか!?ここに入隊してもう、3年は経つんですけど…
「一番隊所属、須鷹 空ですけど…」
「そんなのは知ってるつぅの!!お前、その剣術どこで———…」
「どこでっていうか、自己流ですけども。
まぁ、少しは父に見てもらいましたけどね」
私の試合を見ていて何か、変だったのだろうか…?
それを聞いていた山崎が私の手をいきなりガシッとつかみ
目をキラキラさせながらこう言った。
「空さんすごいです!!自己流でその強さ!?副長よりも強いんじゃないんですか!!?」
ガンッ
あ、殴られた。
まぁ、そりゃ怒るわなー
ん…?
∑ヒソヒソされてるぅーーーー(泣
はぁ…いっつもされるんだよねー…
多分、「副長より強いとかありえねーよアハハ」とか「ちょっと勝ったからって調子のんじゃねーぞ!!」とか言われてるんだろうなー…
出しゃばってごめんなさいーーーorz
実際は…
「やべー!!副長より強いとかありえるんじゃねーの!?」
「あぁー確かに!!それにしてもかっこいいよなー(*´∀`)」
「だよなー…美人で強くてさらに頭もいい!!」
「これぞ、大和撫子って感じ!」
(※全部小声です)
やっと練習も終り、一息ついていたところに副長が来た。
いつも通り煙草を吹かせながら。
副長は、そのまま通り過ぎて行った
その後ろ姿を見て私の口は、何故か勝手に動いた。
「副長、一度お相手願えないでしょうか…」
自分でも、なぜこの言葉が出てきたのか分からない。
多分、興味だ。
3年勤務していたが、まだ一度も副長の太刀筋を見ていないからだ。
『真選組の頭脳』と呼ばれる男は一体どれほどなまでか、
一度この目で確かめてみたいと思った。
しかし、副長の答えはNO———…
まぁ、もしかしたら次の任務で見られるかもしれない
期待してますよ?
心の中で呟き、私はその場を去った。