PR
二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 桜吹雪の舞う頃に【銀魂】 ( No.42 )
- 日時: 2011/04/13 20:13
- 名前: 圭 (ID: jd/Z3uOx)
**偶然?必然。続**
走る。走る。
ただひたすらに———…
『空さんのお父さんがっ…辻斬りに!!!!』
草履が脱げても、構わず走り続ける。
ズシャァァッ…
道を歩いていた人とぶつかり、派手に転んだ。
両ひざからは出血。
頬も多少切れ血がにじんでいる
ぶつかった人は優しく手を差し伸べてくれたが、今はそんな暇はない。
「父さんっ———…」
やっと家に着き、父さんが寝ているとされる寝室へ急ぐ。
父さんの周りには近所の人たちが集まっていた。
「そ、らちゃ…」
私が来たのに気付いた一人が振り向く。
目には涙がたまっている
まさか———…
「そ…ら…」
かすれた小さな声が私を呼んだ。
間違いない
父さんの声だ
PR