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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 桜吹雪の舞う頃に【銀魂】 ( No.50 )
- 日時: 2011/05/04 19:02
- 名前: 圭 (ID: jd/Z3uOx)
**染まる**
「私、病気かもしれないんです…」
「∑なっ、なんだと!!?」
昨日の事柄をすべて、副長に話してみた。
すると、副長は眉間にしわを寄せ動かなくなってしまった。
「というより私、何もしてないのに…沖田さんってばひどいですよねーー」
「あ、あのな空…?」
副長は苦笑いをしながら、訊ねてきた
「それは、沖田だけになるのか…?」
「はい」
即答。
「空」
「はい?」
「それは———…
恋だ。」
「ありえないですよー(笑」
またまた、即答する。
「だって、あのドSにですよ?ないない!やっぱり病気なんですってー」
「恋だな」
「恋ですね」
「恋じゃなきゃなんなの?」
「恋だね」
「恋でしょ」
「そ、そうなんですか…?」
須鷹空、撃沈———…。
出来ればそうじゃないといいなとか思っていた期待と夢はぶちのめされた。
まさか、あのドS王子に恋をするとは…
しかも【初恋】の相手があの人だなんて…
はぁ…。
まぁ、確かに顔はいいし、仕事もできるし、何気に優しいし…
ってうわうわうわっ
何、いいとこ探ししてんの自分!
やば…顔真っ赤だよ、絶対。
少し冷静になろうと外へ出る。
もう、夕暮れ時で空が真っ赤に染まっていた———…
ドクン、ドクンと心臓が動く
生きている証が、あの人を愛しているという証が、
———…体に刻みこまれていくようだった
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