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　　三話　「サプライズ？」

「ただいま。一郎太」
とても嬉しそうに微笑む少女に対し焦りと驚きの声で
「なっ！？どうして、病院はっっ？！」
…。少女はとても不思議そうな顔で
「…。退院した」
「えっ！聞いてないぞ」
低めの声だ。
今度は少女が驚いている。
「えぇ？だって…？。えーと、手術したことは言ったよね」
「ああ」
「成功したって言ったよね」
「ああ」
「で、退院するってー「聞いてないっ」えぇぇぇぇ」
少女は何で？といった顔だ。…そのあと
「あ…」
思い出したように声を出した。
「いや。あの…ね、一郎太のお母さまに『退院』のこと伝えた時に
『あら。そう。よかったわね。ええ、まっているわ。
………サプライズって面白いわよねぇ？』…って。」
「それだ。…ハァ。」
あきれた声だ。でもすぐに優しそうな笑い
「おかえり、そら。」
少女も笑った
「クス♪うん。ただいま」
　
二人だけの空間がそこにできていた、がー
「風丸！知り合いか？」
崩れた。
「あ？ああ」