二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン〜心に灯る星〜 ( No.17 )
日時: 2011/04/10 08:18
名前: 夜桜 (ID: KY1ouKtv)

  七話 「かがりの正体」

次の日、かがりもまじえての練習。
「…にしてもかがりさんすごいですね。」
春奈が呟くように言う。
「ええ。本当にね」
秋が続く。
「昔から運動神経はズバ向けてたからね。」

もう練習の終わりの時刻。
そこへ。
「あぁこれが。アノ弱小だった雷門ねぇ?」
不良が五人ほど乱入してきた。
「円堂君問題を起こすのは…」
「あ、ああ。わかってる」
こんな時に限って監督はいない。無視して帰ることもできない状況。

「…バカみたい」
そらのささやくような小声が聞こえたらしい。
「おい。今嬢ちゃん何言った?」
全員がマズイという顔だ。
そらに1人が近かづこうとしている。が
「かがり。アナタ雷門中生じゃないわね?」
「ハァそうですね。」
「…………たのんだ」
「そんなことだろうと思った。…そういうことだから」
かがりは笑顔で
「帰って」
「ガキィなめてんのかぁ!!!」
不良の1人がかがりに詰め寄ってきた。
「♪」
ドン!!!!!!
かがりがその不良を投げ飛ばした(一本づよいだ)
「!!!???」
みんな目を見開いている。
他の不良たちも来た。
「この程度なの。笑わせる」
かがりは全ての相手の攻撃はきれいにかわしている。
自分の攻撃は全て決まっている。
 
あと1人になった。ソイツの攻撃をかわしたはずみにかがりの帽子が外れた。「え!!!!????????」
全員が驚きを隠せない様子。(そらを除く
帽子が落ち、現れたのはさわやかな少年の短髪ではない。

風によくなびく紫色の長い髪。それは明らかに少年ではなく少女のもの。
しかも…。耳よりも少し上の位置での可愛らしい
 『ツインテール』だった。
不良も驚いている。そのスキに
「ハッ!」
乱れた髪をそのまま風に遊ばせながら
「口ほどもない。さっさと帰りな」
不良たちはあわててその場を去って行った。
「お、お前女だったのか…」
円堂が驚きのまま聞く。
「えぇぇぇ!みんなかがりを男の子だと思ってたの!??」
「だと思ったけど」
そらは驚き、かがりは涼しげに言う。
「何で言わなかった?」
「聞かれなかったから」
かがりは腰よりも長いツインテールの乱れを直しながら静かに答える。
今までは帽子の影でうまく見えなかった顔がよく見える。
 「…(以外に可愛い)」←円堂、豪炎寺、鬼道を除く男子。
 「(キレー。かわいい。)」←女子
「クス♪」 
かがりは大人っぽく、かっこよく、美しく笑っていた。
  


 「(かがりが女だからそらと仲が良かったんだな。)」
風丸は安心した。

「かがり、何でいつもの恰好でこなかったの?アレならまちがわれないでしょう?」
そらが不思議そうに尋ねる。
「だって。楽しくないもの。それに女だったらサッカー誘ってもらえなかったかもしれないもの。」
「そっか」