二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン〜心に灯る星〜 ( No.174 )
日時: 2011/08/09 18:31
名前: 夜桜 (ID: KY1ouKtv)

 六十二話「進化し続ける技」

一方その頃
大海原中のグランドで雷門がイプシロン改との
猛攻を繰り広げている中
一人の少年がどれだけもどかしそうに、その試合を見ていたか
その隣にいた少年がどれだけものありげな言葉を発していたか
試合中の雷門イレブンは知る由もなかった

「行くぞ」
二人の少年は歩き出した
一人の少年はオレンジ色のフードを深くかぶっている

その後を三人の不思議な雰囲気のある怪しげな男たちがつけていた

「豪炎寺修也君だね。多少予定が変わってね。」
「我々と一緒に来てもらおう」
そう言い男の一人が少年の----豪炎寺の肩に手を置く
が、すぐに顔色を変え
「誰だ、貴様!」

奴等が豪炎寺だと思っていた男は
刑事の鬼瓦だった
「現行犯だ」

奴等は
「忘れるな。お前たちは監視されている」
そう言い残し消え去った

「今まで、よく頑張った。もう、自由にしていいぞ」
その言葉を聞き豪炎寺は走り出した
イプシロン改相手にエースもいないなか
戦い続ける、仲間のもとへ





〜そら視点視〜

「はぁはぁ」
上手くいっていれば、もうそろそろなんだけど
豪炎寺君…!!
久しぶりすぎて、もう疲れが…
でも、時間を。
ゴールを…

デザームが笑ってる
皆、倒れてる
私は立ってるけど、動ける状態じゃない
100%の力はだせない

円堂君!!

「獅子は兎を狩る時も全力を尽くす。私も同じだ。お前たちがどれだけ弱っていようと全力でお前たちを倒す!」

ヤバい!くる

「グングニル」
きたっ

「(絶対に、止める。…『ライオンはライオンでもまだ子供』まだ、子供…そうか!わかったよ。じいちゃん!!!)」

円堂君の顔が何かに気づいたの?

「(未完成ってことは完成しないってことじゃない!
ライオンの子供が大きくなるように技自身が常に進化し続けるってことだ!!)」



「円堂君!!!!」

「正義の鉄拳!!!!」
何て、パワーなの…何て気迫
全然違う。今までの正義の鉄拳とは…この短期間でパワーアップしたの!!?
「はぁああぁぁぁぁ!!!」
弾き返した

「何!パワーアップしただと!!!?」
デザームが驚いている
「ああ、これが常に進化し続ける究極奥、義正義の鉄拳だ!!」
それでもデザームは余裕があるように
「だが、点がはいらないことには貴様等に勝利はない」

そこに、転がってきたボールを足でとめ
…あれは?遅い!遅いよ

フィールドに入ってきた少年はかぶっているフードをおろした
「豪炎寺!!」

皆、嬉しさがでている
そうだよね、豪炎寺君が帰ってきたんだもの!

「待たせたな!」
豪炎寺君が言う
「お前はいつも遅いんだよ!!」
円堂君は嬉しさが全面にでている

皆が立ち上がる
『まだ、行ける!』というように

「監督!」
監督、交代ですね
「交代!10番豪炎寺修也が入ります!」

「豪炎寺君。遅いじゃない、時間は稼いだからね…後はお願いね」
私はそう言いフィールドを出た