二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン〜心に灯る星〜 ( No.240 )
日時: 2011/08/16 13:14
名前: 夜桜 (ID: KY1ouKtv)

 七十一話「新たな挑戦」

立向居はGKとして、円堂大介が残したノートに書いてあった
”ムゲン・ザ・ハンド”の習得するための特訓を
円堂はリベロとして、”正義の鉄拳”を進化させる。
リベロの技とする特訓を

「で、なんで、あたしもここいるの?」
かがりが聞いてくる
「かがりのシュート力はかなりのものだから、立向居君のほうの特訓に付き合ってもらうかな?って」
そらが言う
かがりは視界にかすかに入るアフロディを睨みつけてから
「わかった」



「そらちゃんは参加しないの?」
秋が尋ねてくる
「え?」
そらはユニホームは着ているが、下が制服のスカートのままだ
つまり
「だって…私は豪炎寺君の変わり。だから、もういいかなって…思ったんだけどぉダメ?」
やる気があまりないのだ




円堂のほうは長年のキーパー体質のため、つい手がでてしまう
「あれはぁ…アハハ(汗)」
苦笑いしてしまう


すると、アフロディが動き出した
かがりに近づき
「かがり、ちょっといいかな?」
皆はかがりのアフロディに対しての態度を知っているので
『マズイ』といった顔色だ
かがりも少し顔をしかめた
「…なに」
「手伝ってほしいんだ。”ゴッドノウズ”のパワーアップに」
かがりは驚きの表情をしてから
「アンタは強い、あたしが手伝わなくてもパワーアップぐらいできるでしょ?」
「いや。君のあの技をもう一度見ておきたいんだ。アレはその技からできたものだから」
アフロディが言うとかがりは少し悩む素振りを見せてから
「わかった」
「ありがとう」
素直に礼を言われたのでかがりは
「あ、アンタのためじゃないから。アンタが強くなれば、雷門が勝てる。それだけなんだからっ…」
言い放った
「それでいいよ」

その光景を見たそらは
「…クス」
小さく笑っていた


「立向居。これも特訓だから、いくわよっ」
「お願いします!!」
かがりがシュート体制になった
それは見覚えのあるモノだった
「え?ゴッドノウズ?」
誰かがそう言った
が、かがりの背中に見えた翼はアフロディのものより
白く、美しくみえた
「”エンジェル・ノウズ”!!!」
暖かな光に包まれたボールはゴールへ
「っ!!ムゲン・ザ・ハンド!!くっうわぁぁぁああぁあぁ!!!!」
未完成のムゲン・ザ・ハンドでは止めることはできない

「流石だ。あの時…以上だ。あれから練習したの?」
アフロディの問いにかがりは苦しそうに
「あれから、アンタがいなくなってから、一回も撃ってない………ううん。できなかった」
「かがり…」
かがりはハッとしたように顔を上げ
「してあげたんだから、特訓に戻りなさい!」
そう言い、その場を立ち去った





その日の練習は終わり、皆家に帰った

「そらさん。」
アフロディが話しかける
「何?」
「僕がいなくなってから、かがりは…どうなったんだい?」
それを聞かれるとは思っていなかったのかそらは目を見開いた
「…いいわ。話すけど貴方の知らないかがりの過去も。私とかがりが出会った頃からを」

そらは淋しそうに空を見上げてった









また、別の場所では

「あたしはバカだな。何で、素直に話せないの?」
嬉しいのに。


まだ、覚えてる
あの頃を--------
笑っていたあの頃を

穏やかで、温かくて、在り来りで当たり前なシアワセな時間を

今でも覚えてる