二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン〜心に灯る星〜 ( No.357 )
日時: 2011/09/08 20:04
名前: 夜桜 (ID: KY1ouKtv)

 八十話「リズムの休止符」

「(本当にないのか?こいつらに付け入る隙はっ」)」
ボールはネッパーに持ち込まれる

『こそに2ビートが加われば、8ビートになる』

脳裏に蘇る言葉

「…!(そうか…リズムの、調和。鬼道君、気づいたよね)」
菜乃香は鬼道と同じ結論を出していた

「こっちだ!ネッパー!!」
ドロルがネッパーに声をかけるが
「ヒート!!!」
ネッパーはヒートにパス
「「「!!!」」」
ドロルにも、鬼道、菜乃香にも驚きが見える

「(雷門何か、お前たちダイアモンドダストがいなくても、俺達プロミネンスだけで十分なんだよっ!)」

ヒートはネッパーに再びボールを
「ネッパー!」
リオーネが言うが
「…バーラ!!」
ネッパーはバーラにパス

「ドロル」
ボンバがドロルにパスをしようとすると
「ボンバ、こっちだ!」
ネッパーにパス

「見つけたぞ。リズムを狂わす休止符を」
鬼道が言う

「…見つけた。休止符を」
菜乃香が呟く


ネッパーは近くにドロルがいたが
「ヒート!」
ヒートにパスを。
だが、鬼道がカット

「「「!!!」」」


「円堂!」
「おう!」
リベロの円堂が上がる

そして、円堂、鬼道、土門が同時にジャンプ

「(決まれ!)」

「「「デスゾーン2!!!」」」

カオスのGKが
「バーンアウト!」
止めようとするが
「うわっ!」
決まった

「!」
バーンの顔に驚きが浮かぶ

「なんて奴等だ」
「たった一日でパワーアップさせやがった」
佐久間と源田が言う



「円堂さん…よし。俺もっ」
立向居が意気込む

「たかが一点で雑魚共が。格の違いを見せつけてやる」
バーンが言う

「(たかが、一点。けれど一点…ここから)」
そらが試合を見ながら思う

バーンが持ち込む
鬼道をかわし円堂もかわして

「アトミックフレア」
バーンのシュート

「立向居っ!」
綱海と壁山がゴールに戻ろうとするが間に合わない

「(雷門のゴールは俺が守るっ!!)」
立向居が目を凝らすと
「(見えたっ!…聞こえた!)」

「ムゲン・ザ・ハンド!!」

「止まった…」
「できた」
そらと舞衣香が呟く

「で、できた…!」
立向居が嬉しそうに言う


そして、前半が終了

「後半にむけて、弾みがついたわね!」
夏未が言う
「ええ!」
秋が頷く


バーンが睨む先には
「…」
立向居が

「バーン様、気にする事ないですって。あんなのまぐれですから」
ネッパーはそういってから
ダイアモンドダストのメンバーを見る


「休止符?」
円堂が聞き返す
「そうだ」
鬼道が頷く
「音村君風に言うとね」
菜乃香が笑って言う
「音村?」
「どんな完璧な攻撃にも穴があるということだ」
「あの、MFはダイアモンドダストを完全に無視しているわ」
「おそらく、プロミネンスだけで勝てるところを見せたいんだろう」
「大量リードしたから、欲が出てきたんだね」
鬼道、菜乃香の説明にそらが言う
「そして、一つの休止符はリズム全体を崩壊させる」
「…ってことは」
「彼を中心に攻めれば」
「付け入る隙はまだある」

「僕たちの出番だね」
アフロディが豪炎寺に言う
豪炎寺が頷く

「円堂も後半は積極的に前にでてくれ」
「ああ!立向居、ゴールは任せたぞ」
「はいっ!!」

「これなら、まだ。いけるね」
そらが言う
「うん」
舞衣香が頷く

「皆!後半、いくぞ!」


「…このまま、カオスが終わるなんて…思えない。まだ、何か…」
観客席の奥がかがりが呟く