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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン〜心に灯る星〜 ( No.37 )
- 日時: 2011/04/19 17:49
- 名前: 夜桜 (ID: KY1ouKtv)
十八話 「雪原のプリンセス」
イナズマキャラバンが白恋に向かっていた頃、
そらは知り合いに会いにあっていた。
「よっ♪久しぶり」
「へ?…あ、そらちゃん。久しぶりね」
そらが話しかけた少女は肩より少し長い髪をポニーテールにした、大人しそうな少女。
「つらら。元気してた?」
「ええ、そらちゃんも元気そうで良かったわ。」
「うん。あのね…今回来たのはね、」
「士郎君だね。今イナズマキャラバンは仲間を探しているものね。」
「…ええ。そう吹雪君を。でも、…」
「…士朗君にとってこの戦いはとても辛いものになる、
もしかしたらもう。サッカーができないかも。」
「!!!つ。つらら、でもっアナタがいれば最悪な結果は…」
つららは苦しそうに、辛そうに、
「たしかにね…でも。私は行けない、私が行けば士朗君にとっての
最悪なことにはならないかもしれない」
「だったらっ!!!」
「だからこそ行けないの。私が行けば士朗君の逃げ場を作ってしまう。
士郎君は知らないといけない。『完璧』の意味を、『仲間』を。
私がいても、士朗君のためにはならない」
強い意志に何も言えなかった。
「そらちゃん。士朗君をお願いね」
「…。わかった。」
「私はここで待つ。私ができることは士朗君を信じることだから」
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