二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン〜心に灯る星〜 ( No.485 )
- 日時: 2011/10/03 20:07
- 名前: 夜桜 (ID: KY1ouKtv)
九十七話「ダークエンペラーズの力」
試合が始まった
円堂がいきなり前に出る
鬼道から円堂にパスが通った…
だが、風丸に取られる
「!速い」
「キーパーでなければお前もこの程度かっ!」
風丸があざ笑うように言う
風丸はそのまま雷門陣内へ
止めようと鬼道と土門が
「…疾風ダッシュ!」
「何だ!この速さは!?」
「風丸さん」
壁山が怯えた声でそういう
対して風丸は何の躊躇もなしに壁山に向かってシュートを打つ
「!ザ・ウォール!うわぁぁあ」
ボールはそのままゴールへがそこは立向居が
「ムゲン・ザ・ハンド!!!」
止める
「なんて威力だ…」
「ノーマルシュートでこの威力…必殺技を使った時が」
かがりが分析をしながら言う
「ええ。恐ろしいわ」
そらが答える
鬼道が豪炎寺にパスを出す、が
「動きが鈍くなったな!豪炎寺!!」
半田に取られる
土門から一之瀬へパス
一之瀬にボールが渡ると
「いくぞ!」
「シューティングスター」
宍戸と松林の必殺技でボールを奪われる
「どうです、俺達の必殺技は」
「誰が来ても通しませんよ」
「あんな簡単にダーリンがボール取られるなんて」
「驚くべき威力です」
その時、秋が手に力を入れて握った
今まで一番長い時間彼等のサッカーを見てきた彼女だからこそ
辛さが他より強いのだ
「…皆」
ゴール前でどうにか豪炎寺にパスが通った
「爆熱ストーム!!」
キーパー杉森は走り出し
「デュアルスマッシュ!」
影野と杉森のディフェンス技で止められる
「新しい技みたいだけど、大したことないね」
「この程度ならいくらでも止めてやる」
「…エイリア石の力だけじゃない」
「うん。本当に強くなってる。だからこそ」
「エイリア石でもパワーで………」
「こんなカタチで知りたくなかった」
染岡が攻め上がる
「今の俺はどんなディフェンスだって敗れる」
そう言いあがるが
「染岡君!!アイスグラウンド!」
吹雪が止める
「染岡君!僕は忘れてないよ。君がどんな思いでチームを離れたかを。どんな思いで僕に後を託したかを!!」
「そんな事覚えてないな」
「どうすれば、分かってもらえるんだ」
吹雪が悲しそうな顔をしながら言う
「勝つしかないわ!!」
よく響く声が聞こえた
その声の持ち主はかがりだった
「…勝つしかないわ」
「そうよ!貴方達のサッカーで!」
続いてそらも言う
「そうだ、俺達のサッカーで…勝つんだ!」
円堂、一之瀬、土門が前に出る
「ザ・フェニックス…だけど」
かがりが西垣を見ながら言う
「スピニングカット!」
止められた
「フェニックスはもう飛べない!」
「シャドー!」
「ダークトルネード!」
闇野がシュートを打つ
「闇に飲み込まれてしまえ!」
「闇なんてどこにもねぇ!!!」
綱海と木暮が止めようとするが止まらず
そのままゴールへ
「…先制点。決められた」
舞衣香が愕然とした表情で言う
「まだです!まだ一点!!」
「そうよ、まだ時間はあるわ」
春奈、夏未が言う
「ええ。円堂君達なら…」
秋が言う
「一朗太…」
「染岡!」
「今度は俺が決める!!」
そるとディフェンスに戻って来た吹雪が走る
「染岡君は僕が止める!止めなきゃならないんだ!!」
染岡がシュートを打とうとすると反対から吹雪が
「お前、さっきから俺の邪魔ばっかりにしやがって!」
「染岡君!僕と風になろうって約束したじゃないかっ!忘れちゃったのっ!?」
「だから…覚えてないって言ってんだろ!!!」
染岡の力が急に上がりシュートが撃たれる
「ムゲン・ザ・ハンド!うわぁぁぁぁぁあああ!!」
シュートが決まる
「見たか、最強ストライカーは俺だ」
染岡は見下すように笑う
「…何で。なんで…仲間なのに…あんなに傷つけられるの?」
菜乃香が泣きそうな声で言う
「今のアイツ等には仲間なんて無い。あるのは、何もできない自分に対しての苦しみだけ」
舞衣香が答える。それを聞いて菜乃香が顔を上げる
「そう。エイリア石がその苦しさを忘れされるように力を与えている」
かがりが言う
さらにそらが続ける
「(思い出してよ…自分自身を…皆のサッカーを)」