二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン〜心に灯る星〜 ( No.51 )
日時: 2011/05/01 19:37
名前: 夜桜 (ID: KY1ouKtv)

 二十六話「禁断の技・禁断の記憶」
〜そら視点〜

「皇帝ペンギン一号!!!!!!!!!!!」
「魔人・ザ・ハンド!!!!!っ!!ぐあぁぁぁぁ」
「…円堂の魔人・ザ・ハンドが…破られた?」
「ぐあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
苦しみだす佐久間
「佐久間っ!!止めろ。もう二度と撃つな。それは…禁断の技だ」
鬼道が言う
「!」
「禁断の…技?」
禁断の技…これが。資料室にあった、皇帝ペンギン一号について。
使い手の体を破壊する技。………。
「作戦が決まった。佐久間にボールを渡すなっ!!」
「ああ」
「…………。」たしか…他にも。
「ワイバーン」
染岡君のシュート。これが決まって同点に追いつけば…
あっ!!!!!
「クラッシュっ!!!!」
「ダメぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」
「ビースト・ファング!!」
源田君が止めた…でもっあれはっ
「あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「源田っ!?」
「ハァハァ…」
「源田…お前なぜ」
「まさかっこれも」
「ああ。ビースト・ファング。禁断の技だ」
「体を破壊する。技」
違う…何か忘れてる…この技のこと知った時。何か違和感があった
昔。見たことが?

思い出せない。いつなの?
どうして…思い出せないの?
知ってる。もっと昔に………


『君には才能がある』
!誰の言葉?
『私と来ないか』
いつの言葉?
『アサノ…ソラ』
浅野………?




「…。ユメハミルナ。キボウハモツナ。シタガエハイイ」
「え?そらちゃん」
「はっ。な、なんでもないっ!!気に…しないで」

何…今の。
誰が言った言葉?
いつの言葉?
なんのための言葉?

前半が終わった。
「皇帝ペンギン一号とビースト・ファングをどうする」
「…………」
わからない。
『ユメハモツナ』
なんでっ?
『キボウハモツナ』
どうしてっ?
『シタガエバイイ』
何にっ?

ワカラナイ………。

その時
「星宮…いや。浅野そら。よく来たな。私のところへ来い」
突然。名前を呼ばれ、そんなことを言われて
理解できなかった
「え?…………」
みんな、私を見てる。
「ユメもキボウも捨てろ。私に従え」
「…影…山?………」
どこかで聞いた言葉
昔、聞いた言葉
「………。影…山の…言葉。だった…?」
「そらっ」
「…。いち…ろ、う太。」
「昔…知ってる。禁断…技。破壊…する……… 総帥…浅野。
 ………レナ…そら………素質。消える…なくなっ…た」
浮かぶ一つの光景
緑の芝生。フィールド。サッカーボール。男。
「あの…時の………人?」
「思い出したようだな。私にはお前が必要だ。」
影山が言う
「…なんで?私なの。……………どうして私なの」
「お前だからだ。お前はついに母親までも乗り越え。ここまで来た」
何、言ってるの?お母様…を乗り越えた…?
「母親の死さえも。今のお前なら私の作品になれる可能性が…ある」
「可能性?乗り…超えた?作品?………アナタが…私を?ウソだ。」
倒れる最愛の人。微笑む最愛の人。
 陰で笑い人
「…アナタはっ…あの。時笑ってた。お、母様が倒れたときいろいろ言って私をお母様の所まで行けないようにしてた。」
ワカラナイ。何を言われているのか…何を言っているのか
ワカラナイ
「わからないのか?自分が浅野レナを殺したということが」
「えー…」
私がころ…した?
私が?
「私が?………。消えた…笑顔。苦し…そうな顔…優しそうな微笑み
が消えたのが……………。…………。わたしのせい?」
「そらっ落ち着けっ!!!」
一郎太が揺する
「………………………。私…わたしの……あたしの…せいー」
何も映らない。何も聞こえない。何もわからない。
「そうだっお前のせいだっ」
『お前のせいだっ』…
ちがうっ
『お前が殺した』
ちがうっ
『お前だ』
「ちがうっっっっ!!!!!!!!!!」
涙がとめどなく出てくる。なんで?
『お前がー』
止めて。辞めて。病めて。已めて。やめて。ヤメテ
「貴様がっ殺した」
「!!!!ヤメてぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」
「浅野レナは貴様が殺した」
「いや、嫌、イヤ。お母さ…ま。………おかあ…さん?」
一瞬、微笑む母の顔が急に恐ろしい顔に変ったように………
『あなたが私を…………』
まって。違う。私じゃー
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」



何も見えない。何も聞こえない。
何もワカラナイ。



暖かな光。小さな希望。在り来りな幸せ。
  それでけで………。
それしか


望まないから…………。


助けて。たすけて。タスケテ。
だれかここから、何もないここから






タスケテ…ください。