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　　二話　「再会」

河川敷。今ここでは雷門中サッカー部が練習、特訓をしている。
すると一人の少女がその風景を眺めていた。
ＧＫ（ゴールキーパー）のバンダナが目印の少年、円堂守は
ふと顔を上げると、少女が視界に入った。
白いワンピース、それに合う帽子をかぶっている。
少女の顔は帽子が影になってよく見えない。
円堂はすぐに特訓に戻った。
少女もその場を去ろうとした、　　その時ー
「あぶなぁぁぁぁい！！！」
その声で振り返る少女
　　ドンッ！！！！！
そんな音がし、少女は座り込み頭を押さえた。
「すまない！大丈夫かっ！！！」
少年たちが駆け寄ってきた。ミスキックのボールが当たったようだ。
少女は苦笑いしながら、
「大丈夫…ですよ」
と言った。
「アレ？」帽子がないことに気が付いたようだ。
そこへポニーテールの少年風丸が帽子を持って走ってきた。
　風丸は帽子を渡そうと、少女は受け取ろうと手を伸ばすと…
「あっ…！？」風丸の驚いた声
「あ…」　少女の嬉しそうな声
風丸は驚いたまま帽子を落とした。
「おっと…ん？」
円堂が帽子を拾って。
　「そ、そら何で…！？」
驚きのまま尋ねる風丸に対して少女は
嬉しそうに、優しく微笑みながら

「ただいま。一郎太」