二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン〜心に灯る星〜 ( No.95 )
日時: 2011/05/29 06:23
名前: 夜桜 (ID: KY1ouKtv)

  四十話 「明日が対決で…」

「星宮、ゆうりどうなった?」
鬼道がそらに問う
「ん?順調に回復してる、てきいてるよ♪」
そらの嬉しそうな穏やかな笑顔

イプシロンとの対決まで時間がない
『なぜ』って対決は明日だから

だが皆確実にレベルアップしていた
「…これなら」



〜吹雪の呟き〜
「僕は完璧になるんだ。ならなきゃいけないんだ」
『士朗君は…士朗君、なんだよ?』
「…僕は、……。俺は完璧になるんだっ!!」



〜違う場所では…〜
「…そっか。やっぱりね……」
ポニーテールを揺らしながら静かに電話ごしに話していた
『そう。アナタならどうするかなって…私じゃ、』
「士郎君はね何でも抱え込む癖あるからね…」
『このままじゃっ、アナタが言った通りに…』
焦った声が電話から響いた
「まだ…わかってないだけ。なんだけど…ね?」
『完璧、にこだわってるわ』
「”完璧”か。………きっと近いうちにバランスを崩して”自分”を見失うわ。」
暗く、不安そうな声。
「だけど、信じて…あげて。士朗君は…士朗君ならきっと乗り越えられるから。」
明るい声を出そうとしているが声が少し震えている
今、一番吹雪の事が心配で不安で辛いのは
彼女なのだ
『わかったわ。』

電話が切れて…彼女はーつららは
静かに外を眺め祈るように手を組み

「士郎は…士朗なんだよ。アツヤじゃ、ないんだよ。”自分”を…。忘れないで。」
声は次第に涙声になっている



「気づいて。”士朗”を見てくれる仲間に…」