二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ポケスペ わたしとあなた 修正中のためコメは控えてください; ( No.23 )
日時: 2011/04/07 19:27
名前: 大庭 (ID: BkSc4LvP)

第128話 bygone

けして裕福とは云えないけれど私には、この感覚、空間が好き
普通の家計で何の変哲もない。ただ、家族といれるだけで幸せ

「アヤノ、おはよう」
「おはようございます」

---------誰もかもがする挨拶から始まって

「アヤノ、おやすみ」
「おやすみなさい」

---------誰もかもがする挨拶で終わる
至って普通の家族たち
幸せを求めて旅なんて、死んで終わる。
そんなの絶対に嫌よ

きっと、私は……ずっとここに居るんだろうなって思ってたのに

「……凄い」

あるボランティア番組を見て私は旅に出た
そう。イコール家族と離れて…………
寂しかったけれど、仕方ないわよね
家族も応援してくれているんだもの

良い成績を旁<つくり>捧げるわ、お父さんにお母さん

「ここに、クリスさまが……」

ジョウトにある、小さくて人があまり出入りしないであろう、この海岸から私の旅は始まるのね

「コンコンっ」
「ロコン……出て来たの」

いいえ、今日から名前を新しく授けましょう
そうね、燃える真っ赤な炎を宿いし者……

「フィア」
「こん?」
「ええ、貴方は今から‘フィア‘よ」

少し動揺を見せるフィア
昔からいきなりふられるのには慣れてないのね……

「とりあえず、クリスさまを見つけないと」

誰に言うまでもなくつぶやくとなんだか落ち着く
家族がいない今ではフィアだけが家族

「もっと仲間……家族を増やしましょうね」
「こんっ」

嬉しそうに尻尾が揺れる
この子のためにも頑張らなくちゃ

「まずはワカバに言ってみましょうか、有名な博士がいると聞いたから」

ここからかなりの距離がありそうだけど、フィアと一緒ならあっという間ね



さあ、行きましょう? フィア……



(道に……迷った?)