二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ポケスペ わたしとあなた 修正中のためコメは控えてください; ( No.28 )
日時: 2011/04/07 19:30
名前: 大庭 (ID: BkSc4LvP)

第133話 47 AG Argentum Silver 銀 しるばー シルバー 

怒りの湖———名前とは裏腹に碧く輝く神秘の湖
碧く輝く理由は空の色ではない、湖の中に住む大量の‘ギャラドス‘の色からきている
その所為で‘ギャラドス湖‘とも呼ばれている

つい最近までは‘コイキング‘ばかりの名所だった
しかし、ある出来事により急速な進化を遂げてしまったのだ

【碧】中に【紅】が混じっている
ある人は進化をしていない唯一のコイキング
ある人は——————


「赤いギャラドス?」
『ええ、そうよ』

寝転がっていたベットからゆっくりと起き上がりながら答える
‘紅’い髪の少年、シルバー
電話の相手はクリスタルことクリス

『知ってるでしょ? ありえない進化伝説』
「ああ……それで、オレに何の頼みだ?」
『あ、わかっちゃった? そう、それでお願いなんだけど』

シルバーはクリスが自分に電話をしてくる時は何かの頼み時と判断しているのでクリスが態々言う必要がない

『いかりの湖に行って状況確認をしてほしいの』
「アヤノとかいう奴に任せればいいだろう?」

電話越しにクリスは苦笑いしているのか少し間があいた

『少し失敗したらしくて……遊休とでも言えばいいかしら
 それで休みをとらせたの』
「そうか……わかった」
『でも、アヤノも向かったんだけどね』

がくり、と肩を一瞬だけ落としたシルバーだが直ぐに立ち直り玄関に向かう
その際長い髪を結んでいたゴムをとりポケットにしまった
とったと同時に女性には堪らないサラサラとした髪が揺れる

「場所は……チョウジタウンだよな」

誰に言うまでもなく言うと自分の飛行タイプポケモン……ヤミカラスの脚に掴まり
まっすぐと飛んでいった



(マイには会えるのか……)