二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ポケスペ わたしとあなた 修正中のためコメは控えてください; ( No.29 )
日時: 2011/04/07 19:30
名前: 大庭 (ID: BkSc4LvP)

第134話 不安と独占欲


「……マイのやつどこに行ったんだ?」

たった独り……とは言えないが何故か独りのような気がする
異様に広く感じるだけでさっきとは変わらない
ゴールドが寝ているベットから備え付けのテレビは見えない位置にあるので
マイがどこに行こうとしたのか分からなかったのだ

口は悪いが根は良い奴。それがゴールドだった

「畜生め、これが慣れってやつなのかよ」

ゴールドが言う慣れというのは時差ボケのことを示す
マイはすでに一回トリップしているので慣れている(とゴールドは思っている

「エーたろ、リモコンとってくれよ」
「ぱむ? ぱむっ!」

いきなりの問いかけに首(と尻尾)を傾げたが直ぐに理解しリモコンをとった
とった。と言ったが器用なのは手先より尻尾なので尻尾でとった
そっちの方が楽だという、本人談

「ん? ここの湖は……あの有名な饅頭が売ってる……まさか」

まさかマイのやつ此処に行ったんじゃ……と嫌な予想から背中に汗が流れる
そういえばさっきからヒノアラシことバグたろうの姿が見えない

「ウーたろう、おめぇバグたろう知らないか?」
「……」

ガサガサと己の葉を揺らし慌てる仕草を見せる
あん?と(軽く)病人のくせに酷く威厳があるように見えた
主人という立場だから当然なのだが……

「…………エーたろう、何か知ってるな」
「ぱむ!?」
「おいおいおいおい」

明らかな同様にゴールドもベットから飛び起き逃げようとしたエーたろうの
首根っこをつかみ掲げるように自分の顔の方に向ける
そしてまたまた備え付けのペンを尻尾に持たせると知ってることを書かせる
エーたろうによって書かれた(解読ほぼ不可能の)文字を読む

「ま、いが……つれてった……マイがつれてったぁ!?」
「……ぱむ」

あーぁ。とでも言っているのか首を横に振るエーたろう
知らなかった、てかいつの間に!? とでもこちらでも思っているのかゴールドが再びベットにもぐりこむ


(マイのやつ……浮気したら承知しねぇ!!!)
(ぱむむ……)