二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ポケスペ わたしとあなた 修正中のためコメは控えてください; ( No.32 )
日時: 2011/04/07 19:33
名前: 大庭 (ID: BkSc4LvP)

第136話 I in you

「クリスさんから遊休をいただいたけど……なんか悪いわね」

その場に立ち止まり、
誰に言うまでもなくつぶやくアヤノは、やはり周りから浮いているように見えた
周りが物凄い勢いで出口に走っているのにアヤノは動かない

「どうしよう……私、一人だけじゃ」

———この事件は解決できない

認めたくないのか言葉にはせずに心にとどめた
そんなアヤノを励ましたいのか、そんなアヤノは嫌なのかボールの中の
仲間‘たち‘がボールを揺らす

「ごめんなさい。そして、ありがとう」


弱気な自分に渇を入れてくれた、その謝罪と礼をこめて
柔らかな笑みを浮かべ、走り出した

どこに?
———事件の元凶に
どうして?
———自分を超えるため

聞こえるはずもない声に応える
その声は本当に聞こえていたのかもしれない


◆◆◆

「あれは、シルバーさん?」



以前、塾の手伝いをしていた時、クリスのポケギアが小さく鳴った
失礼します。そういって子供の相手を少しばかり止め、電話にでた

「シルバー、どうしたの?————ええ、そうよ。———ええ、それじゃあ」

手短に終えた電話の中に聞こえたのは名前はシルバー
誰ですか? そう尋ねればこれまた手短に説明をするクリス
そんな些細な情報からシルバー発見したアヤノは洞察力があると見る




(協力して事件解決しましょう!)