二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ポケスペ わたしとあなた 修正中のためコメは控えてください; ( No.34 )
日時: 2011/04/07 19:36
名前: 大庭 (ID: BkSc4LvP)

第9章 なかま

なんだか疲れてきちゃった……
リュックを背負ってるせーかな…………
重いし、なんか苦しいかも———



第138話 かんしゃ いず こんびねーしょん


「重いーつかれたー」

ゴールドが分け合ってポケモンセンターで休息している時
ヒノアラシことバクたろうとリュック(ゴールド氏)を”勝手”に持ってきて
ひとつだけ後悔しているもよう
普段はゴールドに自分のリュック(小)を持ってもらっているので手ぶらだが
今回はそうはいかなかった
自分の手持ちポケモンに持たせれば良いのだろうがマイはそれが嫌なのかそうしなかった
しようとしても小粒ばかりで駄目だと思うが

そしてついにマイの体力が落ちてきたのか、ぺたん。と地面に座り込む
当然のことだが周りには人が何人かいてチラリとマイを見る者もいた
それほど歩いた訳ではない、なぜならまだエンジュシティ‘内‘の東ゲート前に座りこんだ

「フィーちゃーん……うっにらまないでー」

腰につけてあるモンスターボールのひとつに声をかけ助けを求めるが
無言の睨みというのか母の威厳というのかマイを黙らせる
周りにいた人は一体あの子なに。という感じだろうか

「なんか周りの目が怖い」

ほんの少しばかり怖さを覚えた

———やっぱりゴールドいなきゃ、だめだなあ

疲れが残るような気もしたけど今まであれだけ歩いたんだと気を持たせ
再び腰をあげ、土ぼこりをはらうとゲートの中に入っていった


◆◆◆

「あれー?」

ゲートからすぐ出ると目の前は大きな泉がありボートや船を使わないと向こう側にいけないようになっていた
目だけはいいマイは向こう岸が見え人も見えた、行きたいなあ。なんて思ったのかふらふらと泉の方に歩み寄った
倒れそうな勢いで歩くので(実際体調は悪くない)数名かが声をかけた
「だいじょーぶでーす」と軽く手をあげて周りを人をさげた
それでも心配なのか、まだマイに声はかけてはいないがそっと見ている

「リューくん、頼むね」

モンスターボールを手にとりつぶやくと中にいるリューくんのハクリュウが綺麗な声で返事をした
そして、それを合図に中から出すと、出された勢いのまま泉に向かって口から鈴が転がるような音と共に水が出た
ただの水なんかじゃなく、冷たい氷の水だ
————氷の橋が完成した

「よくわかったねっさすがリューくん」
「りゅ〜」

むぎゅーと抱きしめてやると尻尾の先をマイの頬にツンツンとあて自分も嬉しいよ。と言ってくれた
そんなマイたちを周りの人は、なぜか拍手した


(? みんなどったんだろーね)
(りゅー?)