二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ポケスペ わたしとあなた 修正中のためコメは控えてください; ( No.43 )
日時: 2011/04/07 19:40
名前: 大庭 (ID: BkSc4LvP)

第147話 いい加減にしなさい!!

「うん! いいよっやろうやろうばと「やめなさい!」…いひゃい」

まさかのコウからの誘いにマイも驚きながらもバトルは嫌いではないので賛成する
しかし、負ぶってもらっているアヤノが何処から出したのかと言いたいほどの大きなハリセンをマイの頭上に勢いよく落とした

「なんでコウちゃんにはやらないの」
「そ、それは……別にいいでしょ!!」

頭痛が走るのか頭を両手で囲むようにして擦っていて
身長的な問題で上目で見ている

「涙、拭けよ」
「ん……」

自分のせいに気づいていないコウはマイにズボンのポケットからハンドタオルを出して、拭いてやる

「ありがと……でもでもっなんでバトルしちゃ駄目なのー?」
「ここは洞窟よ!? あなたの手持ちを見る限りじゃ大きいのじゃない、崩れてしまうかもしれないのよ……」
「うー……そか」

なんとなく嬉しいことを言われて視線が地面に行くマイ
コウも、仕方ないか。と納得したようで背に負ぶっているアヤノの悪かったなと一礼をした





「つ、つかれた」
「「 まじな声はやめろ 」」
「二人一緒にハモるのもやめて」

あれからしばらく歩いたあと、マイがついに根を上げた
本気の声の疲れた。だんだんと歩みが遅くなってきたのも二人は分かったが
甘くしてしまうとこれからのことが心配なのであえて見ないふりをしてきた
お前らわたしの両親かよ! と突っ込まれたのは言うまでもない

「仕方ないな、休むか」
「ほんと!? やったー!」

アヤノが身を乗り出してコウの顔を見る
少しばかりか疲れが見える(なんか心当たりが……)

「アヤノ、ここに降ろすからな」
「ええ、ありがとう」

少し広い広場、のような場所にきた三人は広場の入り口にあたる部分に一旦一休みすることにした
アヤノが持っている鞄からシートのようなものを取り出して座った

「オレも、失礼するぞ」
「わたしもー!」

足を引きずるように隅により、マイがアヤノの隣に、コウはマイの隣に座った
ふあー。と口を手を当ててマイがあくびをし、ころん、と静かに寝転がった

「寝るなよ」
「うんー」

目をつぶりながマイが答える手はピッタリと体の横につけて
そういいながらコウを首に手を回しながら寝転がる

「二人とも……寝ないでよ」
「アヤノも寝てみなよ〜色んな‘音‘が聞こえるから」

もう、とあきれるアヤノにマイも寝てよー!と誘う
断られるだろ。と内心思うコウだが、アヤノも素直に横になった

「目、つぶってみろよ」
「え、えぇ」

マイはすでに目を瞑っていて聞こえる音を楽しんでいるのか口元が上がっている
戸惑いつつも、そうしてみるとたくさんの音が聞こえた


(洞窟のせいで、音が広がって聞こえたりするんだよ)
(そうなんだー)