二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ポケスペ わたしとあなた 修正中のためコメは控えてください; ( No.51 )
日時: 2011/04/07 19:43
名前: 大庭 (ID: BkSc4LvP)
参照: http://noberu.dee.cc/noberu/gazoutoukou/src/file316.png

155話 おぶじぇ? オブジェ! おぶじぇ! もう、いいわ

「アヤノ、寝ちゃったね」
「ああ。疲れてたみたいだからな」

コウの背中の温度が心地よいのかうたた寝をしてしまったのを見ていう
やっぱり先頭を歩いていたマイが振り返り、眉をハの字にする

「ど、どうしたんだよ」
「べーつにー」
「へんな奴」

困った顔をするもんだから、コウまで困る顔に
マイは口元だけあげて、歩きだす


「光、強くなってんな」
「だね。なにかあるのかなあ」
「お、おい! あれ」


暗い洞窟もリングの淡い青色の光で見やすくなった
案外デコボコが少なく進みやすいのがわかると、気が楽になる

そこで見つけたのは、リングの光より強い、光を放つ


「ガラスのオブジェ?」
「なにそれ」
「お前、知らないのか」

うん、と頷くマイに違った意味で眉を下げる
身体が隠れるくらいの岩を間にオブジェを見て、警戒する


*ここの挿絵です*


「あー!!」
「なっなんだよ」


オブジェを見ていた時に急に声をあげる
その声が大きくて、響くもんだからコウも驚いて声をあげてしまう


「あのオブジェ、見たことある!」
「はあ? どこでだよ」


大事なところを言わないので多少イラつくものの、瞳を輝かしていうもんだから
つい許してしまう(許すとか関係ないし!)

「チョウジタウンで!」
「あー……入り口の」

短い答えだったが、キチンと理解できる
思い出したのか、空を仰ぐ

「お前って何気記憶力いいよな」
「何気は余計だよ! それより、もっと近づこうよ!」

腕を引っ張られ、前に進み出る
岩についていたコケシやらをみて気持ち悪そうな顔をするコウだが、マイも同じだったようだ

(触ってみていいよね)
(冷たそうだな……色的に)
(あー、青いから?)
(うん……)
(なにガッカリしてるの!?)