二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ポケスペ わたしとあなた 修正中のためコメは控えてください; ( No.53 )
- 日時: 2011/04/07 19:44
- 名前: 大庭 (ID: BkSc4LvP)
第157話 オレらのこと、忘れてないか?
突然響き渡る声はマイの声
「あ、そういえばね」
「ん?」
(表面上)仲良く手を繋いで入り口に向けて走る中
マイがまっすぐ向いたままこういう
「ヒノアラシが進化してた」
『はあ!?』
まさにリンクする瞬間にマイが言う
コウとアヤのかぶさった声によって、光の中に消えて行った
◆
ピンクとスカイブルー……ミュウとスイクンが二人を見守る中
生まれた小さな命が正体不明と成り代わった湖に飛び込む
「おい! まじかよ!」
「アルファ……だな」
策に手を預けるようにダラリとだらしなくしている
そんなゴールドに、小さく声が投げかけられ、その名を呟く
「あるふぁ?」
「ああ、お前が始めて孵化した`アルファ`昔姉さんから聞いたことがある。
小さな戦士が生まれた、その戦士は小さいながらも勇気が人一倍にあったと」
つまり、この`アルファ`という名前にしろ、といいたいのだろう
はあ。とため息をつきながら、わかったよ、と湖を背に振り向き片手をあげた
一体どこまで潜っているのだろう、随分と長い間泳いでいる
「どうやら、オレの助けはいらないみたいだな」
「? は、シルバー」
何かを悟ったのかヤミカラスに掴まりながらワカバの方向に戻っていく
クリスタルにでも報告しに行くのだろうか
◆
ぽかーん、と呆然と立っている時、ゴールドは気づかなかった
湖で、少しの変化があることを
《ねえ、スイクン》
《ん》
《あの子……アルファをマイちゃんの元にやったの、そうだよね》
じっと見ていたミュウから視線を逸らすと、自分と同じくらいの蒼の空に視線を仰いだ
《セレビィも、そうかもしれんな》
《——セレビィね》
ヒントを与えると満足そうに笑う
もう、と息をつくとミュウは空に混じるように消えて行った
《アイツも、ツンツンしてるな》
◆
「水の中でもしゃべれるんだね!」
「こら! はしゃがない!」
「アヤの拳を水の中「水中」……水中でも早い!」
マイがリンク中の変化に色々気づいてアヤの言葉を借りるとしると
はしゃいでいる
洞窟に来る時は、気絶していたからだったそうなるわけだが
コウの言葉に、珍しくムッとしながら先ほどの約束を思い出すと
にやけてしまう
(なんか、ポケモンみたいなのがこっちに来るよ!)
(リンク成功?)
(あれは……ラプラス!)