二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ポケスペ わたしとあなた 修正中のためコメは控えてください; ( No.63 )
- 日時: 2011/04/07 19:51
- 名前: 大庭 (ID: BkSc4LvP)
第160話 ヒスイさんと翡翠さん
眠たい目をこすりながらマイが起きて、早3時間
昨日の意気込みはどこに行ったと疑いたくなるぐらいノンビリとした様子で
ジムの中に入っていくマイ、そしてジムに入って、すぐにまた門があり、
その門に向けてゴールドが一言
「うーん……羅生門」
「らしょーもん?」
ぼそ、と呟いたのに聞こえたらしく前を歩いていたマイが振り向いた
ポケットに手を入れていたゴールドが片手を出して門を指さした
羅生門というのは平安時代につくられたとかで、エンジュだから分かるといえば分かる
「これ、押して開くの?」
「おいおい、オレも手伝うよ」
んしょ、と両手で(仮)羅生門を力いっぱい押し声が漏れる
慌てて駆け寄って押すのを手伝う、簡単に押し開いた
「真っ暗だね——ひゃ!?」
「んだよ、急に明るくなりやがって……な、なんだこの絵?」
門の中に入ったら入ったで真っ暗でどうしようもなかったが
数秒後、急に明かりがつき思わず振り返る
ゴールドが紡いだ言葉の、この絵とは門に描かれた不気味な両手のことでマイを苦い顔にさせる
「こわ——ひ、ヒスイさん?」
「なにしてんスか……」
見るのはやめとこうと振り返り今から闘うことになるだろうステージを見るため振り返る
すると、ステージのほぼ真ん中にヒスイさんの姿が一体いつの間に?
「マイ、と言ったかな……あの時は世話になったの」
「せれび……じゃなくて今はヒスイさんなんだね」
「そうか、あん時はセレビィが中に入ってて……今は本物ってわけな」
ゆっくりとした足取りで近づいてくるヒスイさんの手を握りバトルを申し込む
ゴールドは簡単に肩を叩き頑張れよ、と言って扉付近に戻って行った
「ヒスイさん? 戻っちゃうんですか」
「ん? ワシはもういい、さっそく闘ってもらうからの」
ヒスイはゴールドと同タイミングで、これまた同じ場所に行ったのでマイは不思議そうな顔をする
以前のようにヒスイと闘い、勝って……マツバとの闘いかと思ったからだ
(ほれ、マツバ……)
(待たせたね)
(性格、変わってる?)