二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ポケスペ わたしとあなた 修正中のためコメは控えてください; ( No.67 )
日時: 2011/04/07 19:55
名前: 大庭 (ID: BkSc4LvP)

第169話 何かが違うの夜

風呂から出たマイは、髪をタオルでごしごしと水滴を荒く拭き取る
もう寝ちゃってるかな、と思ったのか脱衣所の扉を静かに閉めた

脱衣所と寝室は隣同士のようなもので、3、4歩歩けば直ぐに寝室に着く
スペース確保のためかベットは二段ベットだ
ポケモンセンターの部屋は大体このような造りになっている

「ゴールド?」

暗いと思っていた部屋が明るかった。かと言ってゴールドが起きている様子もない

「えいしょ……っ」

二段ベットの二段目にゴールドがいるのがわかっていたので、背伸びをして寝ているか確かめた。
布団ですっぽり顔をうめて光をシャットダウンしている
どうやら、マイが暗い部屋で恐がらせないように電気を付けておいてくれたようだ

「……ありが、とう」

背伸びをやめて、マイもベットに入ろうと思ったが電気消してないや。とベット付近にあったボタン式の電気付け消しを押した

「んー……頭があつい?」

誰に言ってるわけでもなく呟き、その言葉と連動して座ったベットから立ち上がる

「さっきの夢のせい? ゴールドの事、考えてたから?」

頭上いっぱいにハテナマークを浮かべる。
頭があついのではない、身体中があついのだ
全ての血液に何か入って逆流したような、気持ちの悪い感じがする。


——久しぶりのお熱さんだねぇ

呑気な事を言って、外の遠くを見つめるマイの瞳に













光はなかった。