二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ポケスペ わたしとあなた ( No.9 )
- 日時: 2011/04/07 19:09
- 名前: 大庭 (ID: BkSc4LvP)
第31話 そこにマダツボミの塔があるから
「はあ」
「なに溜息なんかついてるんだよ」
まだ気づいてないんだ……鈍感爆発頭め(ブラックマイちゃん降臨)
なんでわかってくれないの…
男装して嬉しい女子なんて少ないんだよ?
「ね。ゴールド」
「ん?」
「なんでマダツボミの塔に行かなくちゃいけないの?」
「え? ………そこにマダツボミの塔があるから」
(今考えたよね!? 絶対今考えたよね!?)
「だっだてよ、ほら面白そうじゃねーか」
その‘面白そう‘のタメに男装してるんだ、わたし
「そうなんだ……」
「男装そんなに嫌か? 似合ってるぞ?」
「…ありがとう」
ああ
涙が…出そう
『見学の方ですか?』
あ。さっきの坊主の人だ
ん? わたし…気づかれてない?
「ああ、子供二人な」
『では…500円です』
(お金とるの!? 知らなかった……)
「マイ? 行くぞ」
「え? うんっ」
‘見学の道‘?
あー見学専用の道ですよ〜ってことだよね
かっこつけめ(ブラックマイちゃん再び降臨)
今の今まで気づかなかったけどわたし入場料はらってない!!
ゴールド、奢ってくれた…とか?
「お金…払ってくれたの?」
「おう、当然だろ」
と…当然なんだ
お礼言わなきゃ駄目だよね
「あ、ありがと」
「いやオレが無理矢理つれてきたモンだし」
ほお〜〜
かっこいい!
流石金持ち略して‘カネモ‘
(今日のマイはなんか変だ)
第32話 はいはい男装ですよ!
「ねえ。ゴールド?」
「……な、なんだ」
タラリと流れて光る汗。
ゴールドには珍しいものだ
「どうして、どうして
私たちは“見学の道”から“修行の間”にいるの?」
「それは僕が道に迷ったからです」
全て棒読みのゴールド、反省の色大。
「でっでも! 危ないって訳じゃあなさそうだぜ?」
いや、反省の色なし。
「だってココ機会だらけだよ?」
「あー……あっマイ前前」
「ほぇ? あぅっ!」
ゴツン★ と効果音がつきそうなくらい
ぶつかったマイ。
「大丈夫かー? ほら……手」
「うん〜〜」
さりげな〜く手を繋いで
ニヤニヤ顔が止まらないゴールド
それに気づいていないマイはやはりお馬鹿
「む? 新しい修行者か?」
一体どこに居たんだ?
と疑問がでるくらい狭い空間から出てきた
修行僧
「違う違う! 迷ったらここに……」
「うむ…その言葉に間違いはないな」
「……ないよっ」
「……“ないよ”? おぬしそれでも男か?」
しまった! とマイが思っている中
ゴールドが動いた
「そっそうだ、コイツは男だ!」
言い切ったオレ! とマイをキラキラした
目でみるゴールド
(ひどい、ひどいよゴールド)
「そこまで言うなら、“力”で証明して
もらおうか……?」
ますます焦り出すマイだがゴールドは余裕
の顔。
何かサクでもあるのだろうか?
「うっ受けてたつ…ぜっ」
(よっし! マイ、ナイス!)
「では……ポケモンバトルを始めよう」
「おうっ」
どこか居心地のない口調だが良いとして
ポケモンバトルの始まりだ!!