二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: どうぶつの森☆だいすき村だより☆ ( No.11 )
日時: 2011/07/16 23:33
名前: リボン ◆UGX7J2Qvjo (ID: e7NtKjBm)

第6話[りなの過去]

この話は、お母様から聞いた話。

そのころあたしはちょうど1歳になるころだったんだって。

「りな、お前にこのネックレスをやる」

「きれいなネックレス!パパ、ありがとう!!」

「こらっ、お父様と呼ぶのよ」

「いいじゃないか、子供はパパでいいんだよ」

「そう甘やかすからいけないの」

「けんかしてるの?」

「してないぞ、りな。

よし、お父さんりなのケーキ買ってくるからな」

「気をつけるのよ」

               ☆

お父様がでて、3時間がたった。

「パパまだかな?

早くケーキ食べたいよー」

「おかーちゃーん、ケーキまだ?」

「ちょっとまって」

そのとき、一本の電話がかかった。

プルルルルルル

「はい、るな・マリンです」

「りゅうま様のお宅ですよね」

「はい」

「じつは・・・」

「えっ・・・」

お母様は電話を落とした。

そして、お母様は電話を切った。

「ママ・・・?」

「母ちゃん?」

「嘘・・・だよね」

「どうしたんですか?女王様」

まだメイド見習い、メジューサさんが来た。

「りな、りょうま、よくきいて」

「「うん」」

「お父さんは・・・殺されたのよ」

嘘・・・。

「突然ね、裏から何かを飲まされたそうよ」

お父様・・・

「もう私、どうしましょう」

「ママ、ないちゃだめ」

「母ちゃん・・・」

「りな、貴方には最悪な誕生日になっちゃったわね。

ごめんね、りな・・・」

「ママ・・・」

               ☆

それから1年後

あたしは2歳のころ。

ここからはあたしも少しはおぼえている。

城はもうおちついている。

「りな様、りょうま様」

メイド見習い、メジューサさんもなれてきたみたい。

「病院にいきますよ。

女王様に新しい子ができたそうですよ」

そう、あたしは姉になれるんだ。

「よかったな、りな」

「うん!」

「さぁ、つきました」

               ☆

「元気な女の子ですよ」

「わぁ!!」

「かわいいな」

それから5年後。

まなの誕生日の日。

保育園の先生は「お散歩から帰ったら誕生日を祝う」といっていた。

そのときあたしは学校は休みだったので誕生日会に参加した。

お散歩にも参加した。

「たのしいわね、みんな」

「うん」

横断歩道が青だった。

「わたるわよ!!みんな」

ちょうど赤になったそのときまなが横断歩道の真ん中にいた。

キキィィーーーーー!!!

「まな!!」

まなはピクリとも動かなかった。

「まな・・・」

「まなちゃん・・・」

              ☆

「お母様、まなは・・・」

「・・・死んだわ」

「まな・・・」

あたしもいっしょにいたのに・・・

あたしはまなを守れなかった。

お姉ちゃん失格だよ。

「りな・・・」

しかたなくあたし達は城へ帰った。

第6話終わり