二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【ボカロ曲小説集】〜本日晴天なり〜 ( No.10 )
- 日時: 2011/05/22 12:56
- 名前: 藍蝶 (ID: 3i70snR8)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v=1RtrskjM6bE
第4話
『あの言葉があの子に突き刺さったから死んだのよ!それだけ!文句ないでしょ、メグ!』
『それだけじゃあ理由にならないわ!グミ、貴方はもっとよく考えて!』
とある場所でよく似ている二人の口論が激しく響く。
蒼い瞳を持つ少女、メグ。
黄の瞳を持つ少女、グミ。
二人は一人のココロの中に存在する異なった性格の持ち主。
だから、意見など噛み合うはずがない。
『あのね、グミ!あの子がワタシの事を想って死んだんなら、彼が流した紅の液は「愛」なの!』
『……馬鹿ね、この子は思いやりもなく、外の世界でいう”交尾”も形だけよ!?中途半端な子を好きになる事はない!』
『そんな事ない!!貴方だって元々はワタシ!どうしてこうも意見が違うの!?この子はそれでも好きなんだよ!』
『はあぁ!?いい!?そんな綺麗事、外の世界では通用しない!メグだって分かってるはず!アンタの元はあたしなんだから!』
二人はまったく違う意見を出す。
『愛したっていいじゃない!この子はあの子が好きなんだから!縛って誰にも触れさせないようにしないでよ!』
『メグ、アンタ「運命」って言葉……知ってるよね?だったらこれは運命!別れるのよ!あんな子からさ!』
『違う!「運命」なら、ワタシはそれを変える!』
『出来るの?あの子は死んだ。もうこの子が愛す人などいない!消えてしまったんだから!!』
そういうグミの目には少しだけ涙が溜まっていた。
でも、そんな物は興奮するメグには見えない。
それに、メグはすでに涙を何もない様な漆黒の床に零していた。
両者、視界が滲んでも自分の意思をつき通しつつある。
『……………』
『答えなさいよ!メグ!』
沈黙が続く暗闇の中。
問いただせられるメグ。
先程まで涙をためていたのにいつの間にかとまっているグミ。それでも少し目の近くが赤い。
メグが出した答えは。
『それでも…………好きなんだ!!!!』
第4話 終わり
作者息抜きスペース
いえ〜い!設立だぜww
藍蝶です。クソ文書く藍蝶です。
短けぇwww下手だしwwww
ゲノミクロニクル聴いてます。モザイクロールの元歌はいか程の物かと。
いや〜、GUMiもいいけどこれもいいね。聴きたい御方、参照からどうぞ☆