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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【ボカロ曲小説集】〜本日晴天なり〜 ( No.3 )
- 日時: 2011/04/12 16:40
- 名前: 藍蝶 (ID: 3i70snR8)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v
第1話
「好きです…………っ!」
アタシの初恋。一年間の初恋。
ずっと想ってきた彼に言った一言だ。
そのありったけの想い、すべてこの言葉に詰め込まれている。
ずっと何も言わずに愛してきた。その重荷を今おろした。
告白の返事、それはまた、簡単な一言。
「いいよ。」
それは小学5年生の終わりの頃だった。
友達にいったら、「まだ早いんじゃない?w」なんて言われたけど、そんなのどうでも良い。
この時、アタシは本当に幸せだったから。
それから4年たった。
中学3年生。もうすぐ卒業する季節。
でも、彼氏はその中学にいなかった。
頭の良い彼は遠くの有名なアタシには知るよしもない中学にいった。
よって遠距離恋愛だった。
アタシは5年の時の気持ち、そのままでいた。
好きで、好きで、好き。愛している。
なのに、彼からは電話もメールも手紙もこない。
こちらからメールを送った事はあった。
こういう内容で。
「ねぇ、元気してる?アタシは元気^^
でもちょっと寂しい。
でも秀に会えるなら寂しくないよ。むしろ楽しみ!!
だけどさ、今全然寂しくないっていったら嘘になるの。
たまにでいいからメールとか電話頂戴ね^^」
でも、返事は返ってこなかった。
メールを送ってから1週間はそわそわしていたが、もう来ないと判断した。
だって、あのメールを送ったのは1年前………中2の春だから。
でもアタシの携帯にメールや電話が来ると急いで画面を見るのだ。
もう、返事なんて返ってくるはずがないのにね?
そう分かったのは、今年の夏でした。
第1話 終わり
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