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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【ボカロ曲小説集】色蝶の行く先ぷらす*悪ノシリーズ連載中* ( No.398 )
- 日時: 2011/06/03 16:23
- 名前: 藍蝶 (ID: 3i70snR8)
- 参照: カッターは必需品なんだよ´・w・`
∞エピローグ∞
神様、私は許されぬ罪をこの手で犯してしまいました。
いつか真実が私自身を、
剥き出しの牙と爪で残酷に切り裂いたとしても、
私はそれを受け入れなくてはなりません。
裏切られても、
殺されても、
その全てを受け入れます。
それから14年。
あの双子は立派に育っていきました。
女の子は”ミ—シャン”と名付け、
男の子には”イーシャン”と名付けました。
家族が増え、私達の暮らしは、切実なものへとなっていきました。
この頃クレットンレイと交流をしていなかったガルヴィ人は、見かけないこの子達の金髪を激しく嫌い、
一歩でも外へ出ると酷い仕打ちを受ける始末。
それは、私達夫婦にも影響を及ぼしていました。
毎日毎日畑を踏みつぶされ、
木の実を取って帰ろうとしたら全て奪い取られたり、
この前なんか、家の中に侵入され金目の物を持っていかれてしまいました。
正直、もう耐えられなかった。
その時、村人の一人が言ったのです。
その言葉に耐えられず、
私は二人の方へ振り返ると、手を引いて家の中に閉じこもりました。
それでも、あの人の言った事が頭から離れません。
−《その双子を捨てちまえ!》−
∞エピローグ∞ 終わり
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