二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【ボカロ曲小説集】〜本日晴天なり〜 ( No.48 )
日時: 2011/04/23 19:13
名前: 明 (ID: 3i70snR8)
参照: http://www.youtube.com/watch?v

第3話



僕は、たった十の時に、全てを失いました。


家族、友達、物………


最終的に「自由」までを奪われ、精神的な意識が無いまま、刑務所の雑草抜きを続けてきました。

でも、十四の誕生日、「あの子」に出会いました。

彼女は僕を見て、優しく微笑んでくれました。

次の日から、彼女は手紙を書き、紙飛行機にして飛ばしてくれました。

一週間経って貰ってばかりではないと思い紙と鉛筆を引っ張り出しました。

次の日から二人の文通が始まった。

彼女は何故か喋らない。喋るとしても弱々しい声しか出さない。

何か、特別な理由が、あるのか?

そうは思うものの、手紙の方が残しておけるので僕は何も言わなかった。

この日々が続き、僕は次第に彼女へと惹かれていきました。


でも、汚い僕と君じゃあ、天と地の差がある。


こんなの叶う筈のない恋をしても無駄。


だよね。


僕は知っている。

刑務所のおっさんが幾ら「何時か釈放されるまでの辛抱だ」とか言っても、

「な訳、ねぇだろ」

僕は、無期懲役で此処に来たんだから、出れる筈ないだろ。

でも、でも。
君が弱々しい声で、

「何時か、出れたら、一緒に話しましょ?」

と言ってくれたなら、嘘でもいいんだ。
だって、本当になる気がしたから……


「僕とこっちに来て話そうよ」?
言える訳ない。
これじゃあ彼女に
「犯罪を犯してこい」
と言っているのと……同じだな。

だけど、さ。
君を毎日見てるのが、僕のささやかな幸せなんだ。
どうか、何処にも行かないで………
無理だよ。




幾日、幾月。

毎日毎日貰っていた紙飛行機は、一週間に2回程しか来なくなった。
何で?

理由なんて知らないよ。でも、少なくなってきてる。


貰えるだけで、見てるだけで幸せだった僕にこれから、





























































































































最低最悪の日々が訪れる。

第3話 終わり

*作者息抜きすぺーす*

こんちわ、藍蝶です・w・
駄文の小説集だ……(何をいまさらw)曲に失礼だな。
只今イナイレとコラボ的なのしよかな〜とか思ってるよ。Ω終わったら発表するぜww
ではでは。