二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 暗い森のサーカス ボカロ ( No.5 )
日時: 2011/04/29 21:21
名前: 猫科の犬 (ID: KrNEmkft)
参照: http://ugomemo.hatena.ne.jp/

第2話 森の奥のサーカス

そして夜。皆が寝た時間に加奈は1人でそぉ〜っとでかけにいった。
「えっとー・・・確かここらへんに森があったはず。」
加奈はどんどん道を進んでいった。
加奈があるいている道は、最初は結構人通りが多かったのだが、段々少なくなっていた。
そして加奈が森の前まで来た時、まわりには誰にもいなかった。
でも加奈はそんなの気にせずに森の奥。森の奥にどんどん進んでいった。
サーカスが見つかるまで。
不思議と加奈には、怖いという感情がまるでなかった。
ある感情は楽しいだけだった。
加奈には今、森にはどんな物があるのだろう。森の奥にあるサーカスはどんなサーカスなんだろう?
とかそんな気持ちしかなかった。
そして、加奈は奥の方に光が見えてくるのがわかった。
そう。サーカスまでついたのだ。
そのサーカスの裏では、10mくらいの身長がある3人がいた。
2人は、とっても仲良しさんで仲良く踊っていた。
そしてもう1人の方は、踊っている2人より少し目が大きかった。
そしてその大きな目の人が加奈に話かけてきたのだ。
「サーカスにいらっしゃい。カナ私は、このサーカスの座長よ。楽しんでいってね」
加奈はうなずいた。
「いらっしゃい。このもっと奥にサーカスがあるわ。もうそろそろ始まっちゃうから急ぎなさい」
加奈は、その言葉をきいて急いでサーカスへいった。
仲良しさんの足の間を通り抜けた。
そのあとは、木がたくさんならんでいてどっちにいけばいいか迷ってしまった。
ところが、その木はまるで生きているようだった。
加奈が木の前にいくたびに木が道をつくるのだ。
まるでサーカスまでの道案内をするように。
そのまま進んでいくとどこからか明かりが見えた。
きっとサーカスの明かりだろう。
加奈が中まで入って行った。
するとサーカスはすでに始まっていた。
だけどまだ始まったばっかのようだ。キャストの紹介がされている。
まだシルエットでしか見えていないが。
でもそのシルエットの形はとても変だった。
どれも普通の人間の形では、なかった。
「楽しそう。」





「さぁ!とっても楽しい楽しいサーカスの始まりです!お客様!どうぞ楽しんでいってください!!!」





その声と同時に加奈は、開いている席へ座った。
といっても全ての席が空いているのだが・・・。